2000年9月 荒俣宏 活動記録

「怪の空間で執り行われた、恒例の世界妖怪会議。本年も好評を博し無事終了。
そろそろ冥府の闇から現世に戻らねば…… 」
KADOKAWA MYSTERY-EXPRESS 作家情報より

 

2000年9月 (平成12年 53歳)

主な出来事:  7月から続いていた三宅島・雄山の噴火により全島避難。シドニーオリンピック開幕、「Microsoft Windows Me」日本語版発売、高橋尚子がオリンピック最高記録で金メダルを獲得

日付 媒体 出版社・TV局他 時間他  タイトル 備考
1日 会報「THE GOLD」 JCB 9月号 「ETERNAL TRUTH 読み忘れ三国志」 2000年9月号(第17巻第9号通巻212号)2000.09.01 418円(本体)

連載 第18回 「仙人も山を降りる時代」 P.38-41。
1日 雑誌「KADOKAWAミステリ カドカワミステリ」 角川書店 9月号 新帝都物語

2000年9月号(第2巻第9号通巻第11号)2000.09.01 ISBN4-04-721411-6 C9493 雑誌コード62480-83 552円(本体)

第十一回 P.184-199
幽閉されたおちょうは、藁人形に念を入れ、脱出を試みるが……
 第5章 護方
 第6章 下斗米老人、企てをめぐらす
 第7章 最後の手段

(DOJI-I様) 

※ こちらもご参照ください 「帝都物語」まとめ

1日 ムック「季刊 怪 KWAI」 角川書店 第九号 特集 エジプト 第九号 2000.09.01 ISBN4-04-883634-X 雑誌62480-82

特集 エジプト
霊の世界史2 エジプトの精霊文明と動物の神々 荒俣宏 P.8-38

特集 小泉八雲
神秘の国の異邦人 小泉八雲と出雲 水木しげる×荒俣宏 P.50-59
小泉八雲と出雲
霊気を感じさせる島根半島
隠岐には何かがある!
アイルランドと出雲の共通点
妖気をとらえた八雲
隕石でつながるエジプトと出雲
八雲が認めた神秘の池

[広告]
“見えない世界”を描き出す妖怪マガジン最新号。特集は、小泉八雲とエジプト。強力連載陣もますます快調!
(「角川文庫 単行本案内 2000年8月」)   (DOJI-I様)

[出版社 品切重版未定] -2014/08/29 調べ-
1日 雑誌「REPLIQUE  レプリーク」 阪急電鉄(株)コミュニケーション事業部  HANKYU BOOKS 9月号 −現代の夢 仲蔵のリアル− 「――現代の夢 仲蔵のリアル――栄屋異聞影伝来 夢の仲蔵」のタイトルで 松本幸四郎氏とアラマタの対談が掲載。P.16-18。(博様、ありがとうございました)
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2000年9月号(第1巻第6号通巻6号)2000.09.01 雑誌09659-09 648円(本体)

――現代の夢 仲蔵のリアル――栄屋異聞影伝来 夢の仲蔵
松本幸四郎×荒俣宏 P.16-18{オールカラー}

[見出し]
現代劇の企画集団「シアターナインス」を主催する松本幸四郎さんが、その歌舞伎バージョンとして新たに発足させたのが「り梨えん苑座」。“新世紀歌舞伎”と銘打ってさまざまな試みにチャレンジしていこうというのである。その第一弾がこの『夢の仲蔵』。初代中村仲蔵を演じ、九代琴松(くだいきんしょう)として演出も手がける幸四郎さんと原作の荒俣宏さんの構想はそれぞれに膨らむ一方のようだ。

[注記]
P.68に「栄屋異聞影伝来 夢の仲蔵」の公演データ掲載。
1

雑誌「近鉄ニュース」 近鉄ニュース社 9/1号 - 2000年9月1日号 第644号 2000.09.01 70円(**)

好奇心の入口(いりぐち) 荒俣宏 イラスト=山形皓三 P.2

[収録]
『荒俣宏の不思議歩記』(毎日新聞社 2004.11.20)
 第二部 「ワンダー驚き」のある日常  好奇心の入口

(以上、DOJI-I様) [伊 0201き]
1日 書籍 - - カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る 以下に荒俣に関する記述あり。2010/4/11に文庫化。

 『カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る』水木しげる 著
(小学館 小学館文庫)

2000.09.01 ISBN4-09-404701-8 C0195 533円(本体)
文庫版 288頁
本文デザイン/DTP:クリエイティブ・S・ジャパン
カバーデザイン:Whatts Up Inc.
デザイン:奥村靫正
………………………………………………………
[目次]<部分>
解説 京極夏彦(小説家・関東水木会会員) P.278-284{P.281}
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[カバー][帯][広告]
(省略)
………………………………………………………
[注記]
京極夏彦の「解説」の中に、荒俣宏に関する記述あり。
ただし誤植により、「私の弟子にあたる…」となっている。正しくは「私の兄弟子にあたる…」。

のちに単行本化。
『カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る』(小学館 2010.04.11)
1日 雑誌「小説新潮」 新潮社 9月号 ファンタジーノベル大賞の選評が掲載されました。今年は大賞が出なかったようです(アミノ様、ありがとうございました)。

2000年9月号(第54巻第9号通巻676号)2000.09.01 雑誌04701-09 ***円(本体)

第12回 日本ファンタジーノベル大賞決定発表選評
二十一世紀の小説をめざして 荒俣宏 P.194-195

(DOJI-I様)
1日 資料提供 - - 毒草の庭 『毒草の庭』(エクスプランテ ガジェットブックス センスオブワンダー2)

2000.09.01 ISBN4-901300-05-9 C**** 2400円(本体)
**判 *背 *製 函入 48頁
……………………………………………………………
[注記]
中井英夫の小説ほか毒草関連のテキストや図版を収めた小冊子。ベラドンナなど毒草のタネ7種類やトリカブトの博物画(荒俣宏所蔵の複製)が箱に入っている。
「エクスプランテ」は、平凡社元社長の下中弘の出版社。
……………………………………………………………
[広告]
美しくも妖しい毒草を育ててみませんか?
毒草のタネ7種類に、
中井英夫や植松黎氏による幻想小説、
毒草エッセイ、そして美しい図鑑も収めました。
トリカブトの博物画付き。
(エクスプランテのHP)
……………………………………………………………
[関連]
『My Vision』(ベネッセコーポレーション 2006年1月号)
アラマタ式・BOOK作法「読まずに楽しむ本の話」BOOK from ARAMATA
実物がはいった本 P.60

(以上、DOJI-I様)
2日 雑誌「Theater Guide シアターガイド」 モーニングデスク 10月号(Vol.104) (夢の仲蔵関連) 松本幸四郎・荒俣宏のインタビューが掲載されました。「夢の仲蔵」絡みの企画だった模様。400円。(玉兎様、ありがとうございました)
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2000年10月号 104号 2000.09.02 雑誌04373-10 381円(本体)

対談 松本幸四郎×荒俣宏 新作歌舞「栄屋異聞影伝来 夢の仲蔵」
取材・文=松島奈巳/撮影=石川純 P.36-39

『夢の仲蔵』を通して、江戸歌舞伎を現代によみがえらせる(幸四郎)
仲蔵は歌舞伎の原型を夢見ていた役者だったのかも(荒俣)
日生劇場が江戸の芝居小屋に
歌舞伎も現代劇に拮抗して新しい優れた舞台を生み出すべき

(DOJI-I様) [伊 0201し]
3日 雑誌「東京人」 都市出版 10月号 対談『「演劇的な歌舞伎」を目指して』 『「演劇的な歌舞伎」を目指して』とのタイトルで荒俣宏×松本幸四郎の対談が載りました。B5版、900円。(博様、ありがとうございました)

対談
松本幸四郎×荒俣 宏
■「栄屋異聞影伝来  夢の仲蔵」
現代における「演劇的な歌舞伎」をめざして
構成・前島純子

5日 雑誌「週刊プレイボーイ」 集英社 9/5号 -

2000年9月5日号 No.36(第35巻第32号)2000.09.05 雑誌20671-9/5 ***円(本体)

荒俣宏の「20世紀世界ミステリー遺産」予告記事
Aramata’s Wonderful Property Left All Over The World

(DOJI-I様)

 →12月12日号から連載開始。

6日 歌舞伎開演 栄屋異聞影伝来(さかえやいぶんかげのでんらい) 夢の仲蔵 アラマタ作の歌舞伎「栄屋異聞影伝来(さかえやいぶんかげのでんらい) 夢の仲蔵」がはじまります。場所は日生劇場。26日まで上演。当然ですがアラマタは出ません。

なお、パンフレットには「原作者仰天ばなし」という文章と松本幸四郎との対談「劇空間という異界」を収録。2000年9月6日、松竹発行。早稲田演劇博物館取材(1999/03)の様子などが書かれています(犀藤様、ありがとうございました!)

*************パンフ詳細*********************

『栄屋異聞影伝来 夢の仲蔵』(松竹株式会社 演劇部)

2000.09.06 ***円(本体)
歌舞伎公演パンフレット A4変型判 角背 並製 48頁
解説:石橋健一郎
あらすじ:伊達なつめ

歌舞伎用語解説:田村由紀子
錦絵(在原行平):鳥居清光
写真:松竹写真部
スチール撮影:松竹写真部 沖田幸男 鈴木秀和
写真協力:谷古宇正彦 松本幸四郎事務所
写真・取材協力(対談):レプリーク
デザイン:MK 細倉正雄+山下祐佳里
資料提供:国立劇場、早稲田大学演劇博物館、東京国立博物館、平賀源内先生顕彰会、
中津村教育委員会
編集・発行:松竹株式会社 演劇部
…………………………………………………………………
[目次]
ご挨拶 大川武夫(松竹株式会社 専務取締役・演劇本部長)
原作者仰天ばなし 荒俣宏 P.6
夢の中の演出家 九代琴松こと松本幸四郎
第一幕 あらすじ
『忠臣蔵/五段目』/『道成寺』
第二幕 あらすじ
『蘭平物狂』/『関の扉』
中村仲蔵とその時代――「修行講」の仲間たち 服部幸雄(日本女子大学教授)
プロフィール 演劇コラムニスト 石井啓夫
松本幸四郎【九代目/高麗屋】/市川染五郎【七代目/高麗屋】/
尾上松助【六代目/音羽屋】/坂東弥十郎【初代/大和屋】/
市川高麗蔵【十一代目/高麗屋】/松本錦吾【三代目/高麗屋】/
松本幸右衛門【初代/高麗屋】
音羽屋 尾上扇録/音羽屋 尾上菊三呂/
桜*屋 片岡嶋之亟/紀伊国屋 澤村大蔵/河内屋 實川延郎/高麗屋 松本錦弥/
高麗屋 松本幸太郎
尾上音吉/尾上音三郎/尾上音之助/尾上扇三郎/尾上徳松/尾上松五郎/
澤村光紀/澤村由蔵/坂東みの虫/坂東弥七/坂東大和/松本錦一/松本幸次郎/
松本高弥
歌舞伎用語解説
劇空間という異界 松本幸四郎vs荒俣宏
聞き手・構成・文/フリーライター 清水まり P.32-35
稽古場風景
江戸の芝居小屋楽屋点描 歌舞伎研究家 金森和子
シアターナインスから梨苑座へ 夢の幸四郎異聞 歌舞伎研究家 安達英一
ご挨拶 日生劇場松竹公園 支配人 赤松洋行
………………………………………………………………
[注記]
2000.09.06〜26、日生劇場

(以上、DOJI-I様)

 →執筆経緯など、「荒俣宏の不思議歩記」(2004/11/20)第二部でくわしく語られている。

7日 書籍(引用) 東京書籍 書物の達人/池谷伊佐夫 イラストレーターである著者が、“快人アラマタあらわる”(P.232-241)として、アラマタに関するエピソードをイラスト入りで紹介しています。また、『図鑑の博物誌』『図像観光』『絵のある本の歴史』『稀書自慢 紙の極楽』『ブックライフ自由自在』『漫画と人生』についての書評も掲載されています。ISBN4-478-79433-2300円(本体)四六判、391頁。(博様、ありがとうございました)

*******************詳細*******************

『書物の達人』池谷伊佐夫 著(東京書籍)

2000.09.07 ISBN4-478-79433-1 C0095 2300円(本体)
四六判 丸背 上製 カバー装 391頁
…………………………………………………………………
[目次](部分)
第一章 書物随筆篇
快人アラマタあらわる P.232-241
図鑑の博物誌/図像観光/絵のある本の歴史/稀書自慢 紙の極楽/ブックライフ自由自在/漫画と人生
…………………………………………………………………
[帯][広告]
(省略)

(以上、DOJI-I様)
9日 雑誌「別冊太陽 童話の王様 アンデルセン」 平凡社 別冊太陽 - 別冊太陽に寄稿してます。

「都会の創る童話――アンデルセンと十九世紀都市文明」P.104-105

**************詳細************************

『童話の王様 アンデルセン』松居直 監修(平凡社 別冊太陽)

2000.09.09 ISBN4-582-94349-7 C9498 雑誌65956-11 2300円(本体)
A4変型判 角背 並製 160頁
編集:高橋洋二、湯原公浩、種村有夏、西沢洋子
デザイン:藤根孝紀(airs)
校正:川口憲市、栗原功
企画協力:(株)メディアリンクス・ジャパン
……………………………………………………
[目次]<部分>
都会の創る童話――アンデルセンと十九世紀都市文明 荒俣宏(博物学・作家)
P.104-105
……………………………………………………
[広告]
「おやゆび姫」「人魚姫」「マッチ売りの少女」など、アンデルセン童話の挿絵原画、約400点を中心に、アンデルセン童話の魅力をヴィジュアルに展開。2005年の誕生200年記念出版。
(『月刊 百科』2000年9月号 P.61)(「平凡社 出版目録 2004」)

2005年に生誕200年を迎えるアンデルセンの童話の原画と挿絵を集めた決定版。
(『月刊 百科』2000年11月号 P.79)

(以上、DOJI-I様)

12日 雑誌「太陽」  平凡社 9月号 ドーマン、セーマン・ニッポン陰陽道見聞記 2000年9月号 No.479(第38巻9号)2000.09.12 雑誌05901-09 1000円(本体)

ドーマンセーマン ニッポン陰陽道見聞録 F
星と稲荷 伏見稲荷から交野・星田へ(前編) P.114-119

晴明神社を救った稲荷/“祟り神”としての稲荷信仰/常世から来たる神/大阪・交野の星の神社へ

[見出し]
連載第五回の「大阪・信太森の葛葉稲荷」で見たように、稲荷の狐と晴明との結びつきの深さは尋常ではない。晴明ゆかりの場所には、なぜいつも稲荷が祀られているのか? 果して稲荷とはどのような「神」なのか? わき上がる謎に導かれて、伏見から交野へ。いよいよ陰陽道に込められた驚くべきメッセージが明らかになる!

(嘉象様、DOJI-I様ありがとうございました)
14日 書籍(序文寄稿) 東京創元社 創元推理文庫 真夜中の檻/平井呈一 アラマタの師・平井呈一氏の作品及びエッセイを収めた「真夜中の檻」が発売となり、アラマタが序文を書きました。解説は紀田順一郎先生です。

「序 平亭先生の思いで」 ( P.9-13P)。

(Exlibris様、博様ありがとうございました)

 → 2017/10復刊フエアで再発売

「よく荷風への復讐小説だといわれる創作怪奇小説「真夜中の檻」(中菱一夫名義、昭和三五年発表)は、私にはマッケンの小説を借りた自伝的な小説に見える。しかしご本人には多少の後悔もあったらしいのだ。まだ二〇代だった私が平井にこの創作の続きはないのかと尋ねたとき、「もうああいうのは書かないよ」といわれたことがある。私は当時、その意味がまったく分からなかったが、平成になり先生が中菱一夫名義で執筆された未発表の小説を読んでようやく理解できるようになった(以下略)」

(「江戸の幽明」より) 

*****************詳細************************

『真夜中の檻』平井呈一 著(東京創元社 創元推理文庫)

2000.09.14 ISBN4-488-58501-9 C0193 800円(本体)
文庫版 429頁
カバー:藤原ヨウコウ
英語タイトル:“A CAGE IN MIDNIGHT”by Teiichi Hirai 1960
………………………………………………………………
[目次]
序 平亭先生の思いで 荒俣宏 P.9-13
真夜中の檻
エイプリル・フール
海外怪談散歩
『魔人ドラキュラ』あとがき
怪奇小説と私
お化けの三人男
ブラックウッドのことなど
J・S・レ・ファニュ
ウォルター・デ・ラ・メア
ビアスとラヴクラフト
アーサー・マッケン
デニス・ホイートリ
M・R・ジェイムズ、その他の怪談作家
海外怪談散歩
はじめに――『こわい話・気味のわるい話』第一輯
西欧の幽霊
西欧の幽霊
西洋ひゅーどろ三夜噺
私の履歴書
解説 紀田順一郎
Lonely Waters――平井呈一とその時代 東雅夫
平井呈一著訳書一覧
解題
付・『真夜中の檻』序跋
序 江戸川乱歩
跋 中島河太郎
……………………………………………………………
[扉]
『吸血鬼ドラキュラ』をはじめ、数多くの名訳で知られる平井呈一。翻訳家としてのみならず、海外怪奇小説の紹介者としても偉大な業績を残した彼は、わずか二篇ではあるが、自ら怪奇小説を著している。本書には、地方の旧家を舞台に、ゴシック小説の伝統を踏まえつつ清新な怪奇を創造した「真夜中の檻」と、都会の日常にふと忍び込む神秘を描く本邦モダンホラーの先駆「エイプリル・フール」をともに収めた。いずれも恐怖と浪漫に濃厚に彩られた名品である。同時に、英米怪奇小説の作家と作品や幽霊実話を、愛情をこめて造詣深く語るエッセイを多数収録。西洋怪談を心より愛した著者の全貌が、この一冊で初めて明かされる。
……………………………………………………………
[カバー]
(後)
本邦ホラー屈指の傑作として名高い「真夜中の檻」。都会の片隅に芽生えた悲しくも不可思議な恋の物語「エイプリル・フール」。恐怖と浪漫の横溢する創作全二篇に、英米の怪奇作家とその作品、さらには幽霊実話を造詣深く語るエッセイを併録。『吸血鬼ドラキュラ』等の名翻訳家、海外怪奇小説紹介の先駆者として知られる平井呈一の全容を明らかにする、ホラー・ファン垂涎の一冊。
……………………………………………………………
[帯]
(前)
甦る怪奇幻想の名作
「真夜中の檻」「エイプリル・フール」の創作全二篇に、英米怪奇小説をめぐるエッセイを併録、初の文庫化。
序文=荒俣宏 解説=紀田順一郎、東雅夫
(背)
日本ホラー
伝説の名作
……………………………………………………………
[広告]
怪談を愛した名訳者の創作怪奇小説、初の文庫化。エッセイを併録。
(「東京創元社 新刊案内 2000 8」)

『吸血鬼ドラキュラ』等の名訳で知られる平井呈一の創作怪奇小説「真夜中の檻」と「エイプリル・フール」に、西洋怪談をめぐるエッセイを併録。ホラー愛好家垂涎の一冊。
(「東京創元社 新刊案内 2000 9」)

本邦ホラー屈指の傑作として名高い表題作と、都会の片隅に芽生えた悲しくも不可思議な恋の物語「エイプリル・フール」の創作全二篇に、英米の怪奇作家とその作品を造詣深く語るエッセイを併録。『吸血鬼ドラキュラ』等の名訳者であり、海外怪奇小説紹介の先駆者としても知られる平井呈一の全容を明らかにする、ホラーファン垂涎の一冊。
(「東京創元社 解説目録 2002.1」)
(「東京創元社 解説目録[文庫・単行本]2004.1」)

(以上、DOJI-I様)
15日 TV WOWOW 10:10〜11:40 京極夏彦 怪・福神ながし WOWOWオリジナルドラマ「京極夏彦 怪・福神ながし」に福助役で出演しました。京極氏、水木御大、宮部みゆき氏も出演。アラマタは福助役でしたが、映ったのは2秒くらい、セリフもありませんでした。

2000.09.15 22:10〜23:40 WOWOW
2000.12.08 04:10〜05.50 WOWOW

[スタッフ]
原作:京極夏彦
脚本:京極夏彦、山田誠二
監督:酒井信行

[キャスト]
田辺誠一、佐野史郎、遠山景織子、小木茂光、火野正平、谷啓、水木しげる、荒俣宏、
宮部みゆき、今野敏、京極夏彦、秋本奈緒子、杉本哲太、船越英一郎、岸辺一徳、
近藤正臣

[注記]
福助役でドラマ初出演。出演は2秒くらい、セリフなし。
京極夏彦氏、水木しげる氏、宮部みゆき氏も出演。
……………………………………………………………………
[収録]
VIDEO『京極夏彦 怪 福神ながし』(松竹ホームビデオ 発売・販売 2001.08.25)
DVD『京極夏彦 怪 福神ながし』(松竹ホームビデオ 発売・販売 2001.08.25)
DVD『京極夏彦 怪 DVD-BOX』(松竹ホームビデオ 発売・販売 2001.08.25)

(DOJI-I様)
15日 雑誌「週刊朝日」 朝日新聞社 9/15号 - <参考>

2000年9月15日号(第105巻第40号通巻4400号)2000.09.15 雑誌20083-9/15 286円(本体)

マリコのここまで聞いていいのかな 35 林真理子
ゲスト 歌舞伎役者 松本幸四郎
親父が目指した「演劇としての歌舞伎」 二十世紀の最後にチャレンジしたい
P.48-52

[注記]
『栄屋異聞 夢の仲蔵』の話の中で、荒俣宏の名前が出てくる。
「荒俣さんも仲蔵に興味を持たれていて、これを歌舞伎にできないかという話になったんです。なんでも、お父さまが歌舞伎座の前で交通事故で亡くなったそうで……。」という松本幸四郎の発言があるが、正しくは荒俣宏の祖父の話である。(『もういちど考えたい 母の生きかた父の生きかた 1』(ポプラ社 1999.10.** P.9)参照)

(以上、DOJI-I様)
17日 雑誌「鳩よ!」(対談) マガジンハウス No.198 (対談) 岡野玲子特集。岡野玲子『陰陽師』を語る(連続対談)として、アラマタとの対談が載りました。(玉兎様、ありがとうございました)
***************************

2000年10月号 No.198(第18巻第10号)2000.10.01 雑誌17533-10 476円(本体)

特集 岡野玲子「陰陽師」世界に遊ぶ
魔都平安京に陰陽道のルーツを見ること 岡野玲子+荒俣宏 P.18-23
 陰陽道は日本でキマイラになった/京都の地をマジカルにセッティングしたのは誰?/きっと主人公たちが終わらせてくれる

(DOJI-I様)
17日 新聞 報知新聞 人気アメコミ「X−MEN」のフアンクラブ結成の記事中、著名人の名誉会員のリストの中にアラマタの名前もありました。(犀藤様、ありがとうございました)
18日 リトグラフ展(推薦文) 京極夏彦の世界・百怪図譜 アート・ミュージアム・ギンザ(東京都中央区銀座)にて京極夏彦氏のリトグラフ展が開催。水木翁や佐野史郎氏などと共に、荒俣氏も推薦文を寄せました。

<京極愛好地帯連合の説> 荒俣宏
「アラビアンナイトの英訳者バートンによれば、カルデア、インド、中国、日本などは稀れな『臀部愛好地帯』を構成し、男性気質と女性気質の入り雑った単孔類状態の完成が保存されているのだそうです。だとすると、日本に始まり、中国、東南アジア、ニューギニア、アフリカなどは、さらに稀れな『妖怪愛好地帯』を形成し、この世感覚とあの世感覚の入り雑ったゲゲゲ状態の叡智が保存されているはずです。京極夏彦はそんな地域連合の新しい酋長と定められた人なのです。」

だそうです。9/24まで開催。(Exlibris様、ありがとうございました)

[関連]
{調査中。}
『江戸期の妖怪作品と京極夏彦妖怪の世界「今昔妖怪図譜」展』(ハーモ美術館(長野県下諏訪町)2004.09.01〜09.23)
こちらの展覧会にも、荒俣宏のコメントが寄せられていた模様。[伊]

19日 記者会見 (インパク) 「インターネット博覧会(インパク)を案内・推進するインパク編集部及びその編集長の決定」が政府から発表されました。荒俣のほか糸井重里・八谷和彦・浜野保樹の各氏が選ばれ、記者会見が開かれました。@港区 アーク森ビルアカデミーホール

「記者発表会であいさつに立った荒俣氏は、150年前に登場した万博というイベントが担った役割を『20世紀を彩ったエンターテイメントが一気に作られた』場所だと説明。『新しいアートや新しい建築や新しい商売が生まれてくる、そういうチャンスを与えるサイトにしたい。川上貞奴(パリ万博での公演などを通じて世界的な人気を博した日本女優の“元祖”)のようなものをインターネットの中で立ち上げたい』と抱負を語った。」( INTERNET Watch HPより)

「博覧会というのは歴史上新しい生活やエンタテインメントが形創られた場でもある。それがネットとつながるところに衝撃がある。インターネットにも生活を変える予感がある。24時間いつでも立ち寄れる場にしたい」(日経BPnet)

だそうです。(玉兎様、ありがとうございました) そのころのポスターか

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/112/112272.html

http://www.fuchu.or.jp/~sachiko3/inpaku/seihu.htm

20日 新聞 各紙 (インパク) 「インターネット博覧会(インパク)編集長の決定」を主要各紙が朝刊で報道しました。
21日 新聞 東京新聞 - - 2000.09.21 夕刊 P.1

心の語録

[収録]
『ありがとう。この言葉 いつも私を支えてくれる 大切な人からの贈り物』
東京新聞編集局 編著(大和出版 2002.12.10)
1 人生を決定づけた人の言葉
お見合いの時の妻 作家・荒俣宏 P.23 (DOJI-I様)
22日 TV フジテレビ 14:07〜15:55 チャンネルα 世界ゴッタ煮物偉人伝 総決算SP 特別編!新作&予習の世界ゴッタ煮偉人伝総決算スペシャル」おもしろ歴史を大検証…織田信長を殺した男の妻思いな意外な素顔

総集編のようなものか。

22日 新聞 産経新聞 - - 2000.09.22 P**

改めて“グローバリズムの手本”に注目
――史料読み現地に行っても理解できない遠征の理由(DOJI-I様)
22日 新聞 朝日新聞 夕刊 - 2000.9.22 夕刊 P.20

]-メン 映画広告{推薦人の中に荒俣宏の名前あり。}(DOJI-I様)
22日 TV フジテレビ 19:00〜21:00 世界ゴッタ煮物偉人伝 特別編!母親に学ぼう偉人の育て方スペシャル!! 暗黒街の帝王アル・カポネと母テレジーナの涙々の感動秘話▽独眼竜政宗の大出世の陰に鬼母あり!?▽子離れできない母親に文豪森鴎外は…▽ナポレオン母の貯金術!石坂・爆笑珍問答合戦

最終回スペシャル「特別編!母親に学ぼう 偉人の育て方」に出演。その他のゲストは、松村邦洋、辺見えみり、麻木久仁子、里中満智子の各氏。とりあげられた偉人はナポレオン、伊達政宗、森鴎外、アル・カポネ、エジソンでした。(しろうさ様、ありがとうございました)

22日 書籍 朝日新聞社 セクシーガールの起原 「セクシーガールの起源」

雑誌「アサヒグラフ」連載(同タイトル、1999/01/1・8号-1999/11/26号に計12回掲載)をまとめたもの。奥付10/1。

2000.10.01 ISBN4-02-258669-9 C0070 3400円(本体)
AB判 角背 並製 カバー装 120頁
装幀:神田昇和    (博様、ありがとうございました)
………………………………………………………………………………
[目次]
 1.からだで魅せる女の誕生
   娼婦を見る目で侯爵夫人を見る楽しみ
   官能的肉体の魅惑に気づいてしまった世紀
   ダイナマイトボディーは世界を制する
 2.「ナイスバディー」はパリに始まる
   セクシーガール出現のための二つの節目
   自然な体はつくられたボディーに勝つ
   動きまわる裸体の新しき美学
 3.機械の花嫁はバストが自慢
   ミュージックホールで見るヌード
   大きなお尻はセクシーではない
   ゴムまりのような乳房をもとめて
 4.高く上げよ、そのみごとな脚を!
   女は脚を高く上げてはならなかった
   カンカンの起源と悪徳のダンス
   脚をあらわにして世界を開放する
 5.ミュージックホールが女を変えた
  見るための体を展示する
   ミュージックホールは見世物小屋だった
   世界初のストリップショーは素人が演じた
 6.脚線美からセクシーフェイスへ
   レヴューと雑誌のただならぬ関係
   モンローにもお手本がいた
   顔がセックスアピールの決め手となる
 7.幸福なモデルたちの誘惑
   芸術に悩殺美女は描かれず
   画家とモデルは常に愛しあっている
   涙ぐましいモデル、その名は妻
 8.セクシーガールを創った男
   キルヒナーガールの魅力
   戦争がセクシーガールを創った
   ヴァーガガールが生まれた理由
 9.カレンダーガールの憂鬱
   ヤリ玉にあがったヌードカレンダー
   グラマーとセクシーのちがい
   「ピンナップ」の誕生
 10.隠すことのエロティシズム
    裸は「イヴの衣装」である
    プライヴェートな裸の成立
    ポーズをとることの意味に迫る
 11.ブラジャーの勝利とコルセットの行方
    裸になるとみにくい肉体を強調する
    下から押すコルセットVS.上から吊すブラジャー
    女はブラジャーをつけて戦士になる
 12.シーサイド奇談
    ビーチは新しいパラダイスだった
    水着とビーチ用品の秘密
    人魚としてのセクシーガール
 13.買いたがりガール、街を行く
    街は女をセクシーにする
    バーゲンセールの魔術
    おねだりする女はセクシーである
 14.ハウスワイフは永遠に輝く
    家庭にもいたセクシーガール
    セクシーな装置としてのモダンライフ
    エプロンヌードと入浴シーン
 女難の相でもあるのだろうか?(あとがきにかえて)

…………………………………………………………………
[帯]
(前)
微笑みかける魅惑のピンナップ美女
図像解読の独創性、蘊蓄の面白さ――20世紀に誕生した「セクシーガール」の変遷を、大衆風俗誌やカレンダーに描かれた名作ピンナップに見る、世界にも類のない快著!
(後)
[本書の内容](目次より)
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[広告]
微笑みかける魅惑のピンナップ美女――著者会心の<20世紀夢の名残>集!
(「朝日新聞社 話題の本 2001年1月」)

微笑みかける魅惑のピンナップ美女!
今世紀に誕生した官能的肉体を追求する女性たち。その変貌を古今の膨大な風俗誌でたどる著者会心の<20世紀夢の名残>集。
(新聞紙上の広告)

膨大な荒俣コレクションより古今の名作ピンナップを多数紹介し、20世紀に誕生したセクシー美女と生活スタイルの変遷を大衆風俗雑誌でたどる著者会心の挑戦作。図像読解の独創性、薀蓄の面白さに思わず膝を打つ、新発見満載の快著。
(朝日新聞社のHP)
…………………………………………………………………
[初出]
『アサヒグラフ』(朝日新聞社 1999年1月8日号〜11月26日号)に連載された本文に加筆・再構成したもの。
第1章と第13章は書下ろし。
…………………………………………………………………
[書評]
「漫画家を志しながら果たせず、文筆の世界で三百冊になんなんとする著作を書き上げた荒俣宏。この二〇世紀日本の生んだ怪人の妄執をひとことでいえば、自ら描くことのできなかった夢の画像を、過去の図版に求め、これを収集・紹介することである。パルプ雑誌から始まり、博物学、旅行記、アール・デコと来て、いま荒俣宏が熱中して集めているのはピンナップ・アートである。
 ではピンナップ・アートとはなにか? それは性欲を刺激するためのポルノグラフィーではない。
「ピンナップの目的は、直接的な性交を前提とせぬ、女性の肉体への賛歌である。その意味でいえば、豊饒と多産のシンボルとしてマジカルに制作されたグラマラスな女神像に似ている。そう、セクシーガールとは、20世紀が産んだ新しい女神の造形だったといっても過言ではない」
 しかし、ピンナップのような風俗資料は最も集めにくいジャンルである。だが、ネット・オークションが収集を可能にした。本書はこうして集められた無数のピンナップを凝視し、沈思黙考するところから生まれたセクシーガールの構造人類学である。
 セクシーガールの比較検討によって明らかになった第一の事実は一九〇〇年と一九四〇年に大きな節目があるということだ。第一の節目ではコルセットで胴をしめつけ、胸と尻を強調していた女体が、いきなり細目になり、顔付きが少女っぽくなる。反対に第二の節目ではバストとヒップがふくらんで、ウエストがしまり、表情も大人っぽくなる。
 しかし、さらによく調べてみると、そうした変化はかならずしも現実の女性の肉体の変化を反映してはいない。たとえば、二〇年代でも現実の女体はバストもヒップもふくよかなままである。「二〇世紀にはいったとたん、絵画的イメージだけが。細身の美女を産みだしてしまった」のである。とすると、ファンタジーはなぜ細身を理想とするようになったのか? 著者の答えはフォリ・ベルジェールのようなミュージックホールの舞台で跳躍するダンサーの「動く肉体」をファンタジーが利用したからだという。
 以後、ミュージックホールのレヴュー(revue)とセクシーガールを満載した『ラ・ヴィ・パリジェンヌ』などのフランス雑誌(revue)は、その語源の同一性のせいか互いに影響を与えあい、ファンタジーを強化するようになる。特に『ラ・ヴィ』の細身イメージがアメリカのレヴューやハリウッド映画に与えた影響は明らかである。ジークフェルト・フォーリーズのレヴューには『ラ・ヴィ』の画家がスカウトされたし、ガルボやクロフォードのポスターの肉体は『ラ・ヴィ』から切り抜いたものを使ったという。
 ところが、現実の女体がファンタジーの肉体に追いつくまでにスレンダーになった三〇年代後半、今度は逆の変化が起きる。ハリウッドを中心に、巨大なバストとヒップの美女ファンタジーの対象となるのである。きっかけは一九二九年の大恐慌だった。この大恐慌で信用を失った産業と科学技術は、信用回復のために「便利さ」ではなく「美しさ」を持ち出す。流線形の美学がそれである。この流線形の美学の理想像として召喚されたのが丸みをおびたバストとヒップのグラマーガールだったというのである。
 収集という「物量」から来る圧倒的な説得力。その典拠として添えられた図版がすばらしい。」鹿島茂 評
(『毎日新聞』朝刊 2000.11.05)

(以上、DOJI-I様)

[出版社 品切重版未定] -2014/08/29 調べ-

23日 マンガ(コミックス) メディアファクトリー MFコミックス アレクサンダー戦記 「アレクサンダー戦記」(荒俣宏=原作/田中正仁=画・構成/大石けんいち=シナリオ)発売。雑誌『コミックフラッパー』(角川書店)(1999年11月号〜2000年4月号)に連載されていたもののコミックス版です。特にアラマタの文章はありません。SBN4-88991-759-4 505円(本体)。(博様、ありがとうございました) 

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『アレクサンダー戦記』
荒俣宏 原作 田中正仁 画・構成 大石けんいち シナリオ
(メディアファクトリー MFコミックス)

2000.09.23 ISBN4-88991-759-4 C9979 雑誌52640-59 505円(本体)
B6判 角背 並製 カバー装 183頁
……………………………………………………………
[目次]
Act.1 アレクサンダー
Act.2 破壊神の子
Act.3 ピュタゴラスの脅威
Act.4 宿命の男ダリウス
Act.5 若き覇者の旅立ち
特別企画:全世界プロジェクト『アレクサンダー戦記』とは?
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[カバー]
(後)
伝説の王は神なのか、悪魔なのか……
紀元前356年、古代ギリシア・北方辺境のマケドニア王国に一人の王子が誕生した。その名はアレクサンダー。後に史上初の世界帝国を築くアレクサンダー大王である。伝説の王として語り継がれるアレクサンダー大王の青年期を描き、好評を得たコミック版『アレクサンダー戦記』がついに単行本化!
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[カバー折り返し]
(前)
{[カバー](後)と同じ文章。}
……………………………………………………………
[帯]
(前)
神か、それとも悪魔か
圧倒的な力で世界帝国を創った伝説の王の謎が、いま明かされる!
公開記念**
******
2000年10月7日、アニメ史上最大の
スペクタクル・エンタテインメント超大作が
ついに劇場公開!!
角川春樹、荒俣宏、りんたろう、ピーター・チョン、そして小柳ゆき。
まさに時代を超えたトップ・クリエーターがここに集結!!
製作:アレクサンダー製作委員会 配給:ギャガ・コミュニケーション
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[初出]
『月刊 コミックフラッパー Comic Flapper』(1999年12月号〜2000年4月号)

(以上、DOJI-I様)
25日 書籍 平凡社 年表で読む 荒俣宏の博物探検史 「年表で読む 荒俣宏の博物探検史」

クック、ダーウィンなど探検家の渡航ルートや実績を年表で解説。「世界大博物図鑑」のスペシャル版の位置づけ。定価:本体 2800円 、A4変型判 、総ページ176頁、ISBN4-582-51203-8 C0045 NDC分類番号 460。編集:大石範子、亀澤洋 装丁・デザイン:日高達郎、伊藤香代 地図作成:丸山工芸社。(玉兎様、ありがとうございました)

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2000.09.25 ISBN4-582-51203-8 C0045 2800円(本体)
A4変型判 角背 並製 カバー装 173頁
装幀・デザイン:日高達雄・伊藤香代
地図作成:丸山工芸社
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もくじ

 まえがき 博物探検航海と夢の軌跡
  はじめに地球があった
  楽園幻像派と南方大陸探究航海
  金星の太陽面通過という「口実」
   オーストラリアをめぐる探検合戦
  ラ・ペルーズ探索という新しい展開
  デュモン=デュルヴィルの航海――フランス最大の探検船アストロラブ号
 メンダーニャ世界航海(1567-69、1595-96)
 キロス世界航海(1595-96、1605-1606)
 ル・メール世界航海(1615-16)
 タスマン南太平洋探検(1642-44)
 ダンピア南太平洋探検(1699-1711)
 ロッヘフェーン南太平洋探検(1721-22)
 ベーリングのカムチャツカ探検(1725-28、1741-42)
 ブーベ・ド・ロジール南大西洋探検(1738-39)
 アンソン太平洋航海(1740-44)
 フォルスコル紅海アラビア沿岸探検(1762-63)
 バイロン世界航海(1764-66)
 ウォリス南太平洋探検(1766-68)
 カートレット南太平洋探検(1766-69)
 ブーガンヴィル世界航海(1766-69)
 クック第1次世界航海(1766-69)
 クック第2次世界航海(1722-75)
 クック第3次世界航海(1776-80)
 ラ・ペルーズ世界航海(1785-88)
 ラ・ペルーズ探索航海(ダントルカストー)(1791-94)
 バンクーバーのディスカバリー号航海(1791-95)
 ナポレオンのエジプト遠征(1798-1801)
 フンボルト南米探検(1799-1804)
 ボダン世界周航(1800-04)
 フリンダース南太平洋探検(1801-05)
 クルーゼンシュテルン世界航海(1803-06)
 コツェブー世界探検航海(1815-18、1823-26)
 マクシミリアンの南米探検
 フレシネ世界航海(1817-20)
 ヘルカ号探検航海(パリー)(1819、21、24)
 ボストーク号航海(ベリングスハウゼン)(1819-21)
 コキーユ号世界航海(デュプレ)(1822-25)
 ビーチィ北極圏−世界航海(1825-28)
   アストロラブ号第1回世界航海(デュモン=デュルヴィル)(1826-29)
 ルートケ太平洋航海(1826-29)
 リュッペル紅海探検(1826-28、18931-33)
 ラプラス世界航海(1829-33、1834-36、1837-40)
 ビーグル号世界航海(フィッツロイ)(1831-36)
 ドルビニの南米探検
 ペッピヒの南米探検
 サルファー号世界航海(ベルチャー)(1835-42)
 ボニート号世界航海(ヴァイヤン)(1836-37)
 ウエヌス号世界航海(デュ・プティ=トゥアル)(1836-37)
 アストロラブ号第2回世界航海(デュモン=デュルヴィル)(1837-40)
 アメリカ合衆国世界探検航海(ウィルクス)(1838-42)
 ショムブルクのガイアナ探検
 ロス南極航海(1839-43)
 サマラング号の東洋航海(ベルチャー)(1843-46)
 アマゾン川探検(ベイツとウォーレス)(1848-52、1848-59)
 ヴェガ号の北氷洋探検(ノルデンシェルド)(1878-80)
 カリプソ号の南洋訪問(シップリー)
 ポレンのマダガスカル探検
 ペリー提督太平洋遠征(1852-53、1854-55)
 チャレンジャー号探検航海(トムソン)(1872-76)
 エーダ号航海(後藤猛太郎と鈴木経勲)(1884-85)
 天祐丸の探検航海(田口卯吉)(1890)
 アルバトロス号航海(アガシ)(1899-1900)
 人名索引
 参考文献
…………………………………………………
[カバー]
(前)
あの珍種この珍種が発見された探検航海を年表で辿る
世界大博物図鑑 スペシャル版
…………………………………………………
[広告]
太平洋の島々、オセアニア、南極大陸はいかに「発見」されたか? J・クック、ラ・ペルーズ、ダーウィンなどが残した豊富な博物図譜と年表が語るワクワクするような冒険物語。
(「平凡社/2000年9月の新刊と近刊」)(『月刊 百科』2000年10月号 P.78)
(平凡社のHP)(「平凡社 出版目録 2002」)

太平洋の島々、オセアニア、南極大陸はいかに「発見」されたか? J・クック、ダーウィンなどが残した博物図譜でたどる冒険物語。
(『パルプマガシン 娯楽小説の殿堂』『陰陽師ロード 安倍晴明名所案内』巻末の広告)
…………………………………………………
[収録]
「まえがき 博物探検航海と夢の軌跡」→
楽園幻像派と南方大陸探究航海
金星の太陽面通過という「口実」
オーストラリアをめぐる探検合戦
『想像力の地球旅行 荒俣宏の博物学入門』(角川書店 角川ソフィア文庫 2004.02.25)
第三章 未知の大陸をもとめて
楽園幻像派と南方大陸探究航海
金星の太陽面通過という「口実」
オーストラリアをめぐる探検合戦
……………………………………………………
[関連]
『日経新聞』(2000.10.29)書評欄
博物探険史の年表 荒俣宏編集で刊行

(以上、DOJI-I様)

http://www.heibonsha.co.jp/book/b158918.html

[出版社 品切重版未定] -2014/08/29 調べ-

 → 前書きが「想像力の地球旅行 荒俣宏の博物学入門」(文庫、2004/02)に収録

25日 書籍(収録) NHK出版 クローズアップ現代Vol.1〜問われる日本の「人」と「制度」 NHKの同番組で取り上げた今年上半期の48テーマを一冊にまとめたものです。1月27日に放送された、アラマタ出演回の「2500万点の宝の山〜放置される大学の標本」の内容も収録。アラマタの文章も載ってます。NHKクローズアップ現代制作班編、A5判、1600円本体、ISBN4-14-080543。(博様、ありがとうございました)

https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00805432000

***********詳細*****************

『クローズアップ現代 vol.1〜問われる日本の「人」と「制度」』
NHKクローズアップ現代制作班 編(日本放送出版協会)

2000.09.25 ISBN4-14-080543-9 C0030 1600円(本体)
{2000.11.25(第3刷)ISBN4-14-080543-9 C0030 1600円(本体)}
A5判 角背 並製 カバー装 255頁
…………………………………………………………
[目次]<部分>

二千五百万点の宝の山 放置される大学の標本
 「<パーツ>の学問が行き詰まったとき、標本という<全体>の学問の価値はます ます高くなると思います」 荒俣宏さん(作家。「歩く博物館」の異名を取る) P.46-47
…………………………………………………………
[帯]
(省略)
…………………………………………………………
[収録]
番組『クローズアップ現代 2500万点の宝の山〜放置される大学の標本』
(NHK総合 2000.01.27 21:30〜22:00)

(DOJI-I様ありがとうございました)

25日 書籍 - - - 以下に荒俣に関する記述あり。

『妖精の輪の中で 見えないものを信じながら』井村君江 著
(筑摩書房 ちくまプリマーブックス 139)

2000.09.25 ISBN4-480-04239-3 C0395 1200円(本体)
B6判 角背 並製 カバー装 201頁
装幀:南伸坊
英語タイトル:“my life in a Fairy Ring”
………………………………………………………
[目次]<部分>
短い幸福、その瓦解 P.120-128{P.127}

先達 水木しげる先生 P.166-176{P.170,174}
………………………………………………………
[カバー][帯]
(省略)
………………………………………………………
[注記]
荒俣宏に関する記述あり。

(以上、DOJI-I様)
26日 書籍 平凡社 平凡社コロナブックス アジアまぼろし画報 『ASIA』で見るニッポン 「アジアまぼろし画報 『ASIA』で見るニッポン」

旅行雑誌「ASIA」(1910-30年)という本を元にしたアラマタ流写真博物誌。1900円、A5判 、216頁、ISBN4-582-45425-9・ C0021・ NDC分類番号 210 。(玉兎様、ありがとうございました)。

http://www.heibonsha.co.jp/book/b158545.html

[出版社 品切重版未定] -14/08/29 調べ-

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2000.09.25 ISBN4-582-45425-9 C0021 1900円(本体)
A5判 角背 並製 カバー装 183頁
装幀・デザイン:近藤誠
編集協力:西川直樹
編集:大石範子
                               
………………………………………………………………
[目次]
{巻頭カラー口絵 8頁}
イントロダクション 忘れられた幻のアジア紹介誌『エイシア』
ボストンで発見したアール・デコ雑誌
マッキントッシュの表紙絵に魅せられて
中国の風景も動物の眺めもすばらしい!
表紙画の題材には、『アラビアン・ナイト』も!
本文記事のおもしろさに二度ビックリ!
大正時代の日本の古本屋も出てくる
日本の怪談をめぐる記事もあった!
『エイシア』とはどんな雑誌か
アメリカン・スクールの問題もあった
他の「東洋」への関心
関心が再燃しつつある雑誌
日本編
ヤンキースタジアムを超えた!――野球は日本の国技?
昭和二年、甲子園はサムライ野球の試合場だった
観客がファールボールを球場に投げ返して、ビックリ!
泥はきれいに落とすし、白線も踏まない気のつかいよう!
球場の眺めもおもしろかった
魚だらけのディナー、アメリカ人にはちと辛い!?――日本の料理寸評
自己防衛のため弁当持参の観光客も?
ちょっと変わった海産物のかずかず
生命がけで食べるメニューもある!
国ぜんたいが養殖場のようなニッポン
漁業はスポーツフィッシングとは違う?
おもしろいタコ獲りや鵜飼い
漁村を見てまわる
ニッポンの女の生きざま――サムライの孫娘に生まれて
カントやヘーゲルも学べる環境
女性が文化を担いだしたころ
結婚は選択権がなかった
アメリカへ渡って
ミソ汁を愛するとんでもないアメリカ人?――日本食大好き!
最後まで破れない食習慣の違いが……
肉を食べる日本人だって、いる!
新天皇の誕生――日本初の近代的エンペラー
日本の天皇家にも近代の風が吹いている
天皇に就く儀式とは?
天皇の欧州旅行は意義深かった
新しい体制の下で
帝王学をおさめつつある今は……
日本の新聞記事――こんな小さな国に、なぜこれほどの発行部数が?
新聞が多すぎる国
おどろきの原因は教育にあった
大阪が新聞王国だった
広告に頼らない日本の新聞
浅野総一郎の事――日本ビジネスマン一代記
アメリカ人にもよくわかる立志伝中のヒーロー
アサノソーイチローの生い立ち
アサノの活力の秘密
すでに情報戦は始まっていた!――日中戦争に見るラジオの実況放送
戦争の実況中継が始まった
初期のラジオは実況が戦力だった
大陸へとのびる中継ネットワーク
日本映画の夜明け――日本人は映画が大好き!
映画の黄金時代へ
セックスアピールのない日本映画
日本の映画産業事情
震災中も大ヒットしたアメリカ映画
日本映画の特色
まだまだ世界には知られていない
弁士がいた風景
スポーツの楽しみ まだある! おもしろい日本のスポーツ風景
女の子たち 見て欲しいのは、子守りをする幼女たち!
樺太・サハリン紀行 北の大地に生きる
近代都市・東京 変わりゆくニッポンの帝都
いざ大陸へ 動きだす日本の海外膨張政策
祭りと芸人 日本の日常風俗を覗き見る
パール・ラッシュ! 真珠に群がる人びと
たまには息抜きもほしい 日本の娯楽事情
外国編
チャイナタウンの電話交換局 異国にあった古い中国
朝鮮半島の人びと 伝統の中で
中国大陸から 激動の時代
旧式の刑罰 新しい中国へ
明の少女 少数民族
モンゴル平原で 戦争と民族
チベット高原 神とともに
ヒンズーの大地 祈りに生きる人びと
少数民族 シベリアのヤクート人
ユーラシアは広い 新しい国ソビエト
オリエントへようこそ 太平洋航路で
楽園の島々 南太平洋
ポール・ジャクレ パラダイスの画家
あこがれのハワイ 世界のリゾート地
アホウドリの島 レイサン島
世界一周旅行へ みんなのあこがれ
マリオの伝統 ニュージーランド
ニューヘブリデス 好奇心と映画
パプア・ニューギニア 偉大なる未開の地
首狩りの村 アッサム地方
スマトラ〜ボルネオ 人びとの暮らし
バリ島 神々とともに
ジャワ 蘭領東インドの王国
密林の友だち 野性の子
ビルマ 山と水の民
タイ バンコクから
隠された女性たち ベールの陰で
ペルシャ絨毯 今も昔も
エジプト 遺跡観光
アフリカ ゴリラ受難
コンゴの大家族 ベルギー領コンゴ
女性の身だしなみ 美しさの基準
                             
………………………………………………………………
[カバー折り返し]
(前)
一九二〇年代から三〇年代にかけて、『エイシア(ASIA)』というアジア旅行雑誌がアメリカで刊行されていた。おどろくべきは、その表紙の、大胆で繊細、華やかで微妙という、アール・デコのお手本のような洗練されたデザイン・ワークである。
掲載された記事と写真も、日本をはじめアジアの国々を欧米人がどのように見ていたかを如実にあらわし、興味つきないものである。
雑誌『エイシア』が初めて本格的に紹介された本書によって、その不思議なおもしろさを存分に堪能していただきたい。                              
………………………………………………………………
[帯]
(前)
20世紀はじめ西洋人が見て!聞いて!驚いた!
ちょっとへんてこなニッポン、ちょっとおかしなアジアの国々へ
幻のアメリカ雑誌『エイシア』から傑作写真満載!!
古い日本写真いっぱい
(背)
写真で行って見るニッポンとアジア                               
………………………………………………………………
[広告]
一九一〇〜三〇年代、『ASIA』というすばらしいアジア旅行雑誌があった。欧米人の見た日本やアジアの姿がタイムカプセルのように詰まったアラマタ流写真博物誌を展開。貴重写真満載!
(「平凡社/2000年9月の新刊と近刊」)(『月刊 百科』2000年10月号 P.78)
(「平凡社 出版目録 2002」)(平凡社のHP)                               

一九一〇〜三〇年代、『ASIA(エイシア)』というすばらしいアジア旅行雑誌があった! 欧米人の見た日本やアジアの貴重な写真を満載。
(『パルプマガシン 娯楽小説の殿堂』『陰陽師ロード 安倍晴明名所案内』巻末の広告)                               
……………………………………………………………
[誤植]
P.30 評判を読んだ → 評判を呼んだ

(以上、DOJI-I様)

26日 新聞 日経流通新聞 - - 2000.09.26
インパク 堺屋太一
27日 雑誌「季刊誌 プ〜タオ」 白泉社 秋号 (妖怪会議関連) 妖怪会議のレポートが載りました。当日のパンフレットに出演者全員のサインが書かれたものを5名にプレゼント、の企画が。(玉兎様、ありがとうございました)
27日 授賞式 主催・読売新聞東京本社・清水建設、後援:新潮社 - 第12回日本ファンタジーノベル大賞 授賞式 第12回日本ファンタジーノベル大賞 授賞式。クラブ関東(東京都千代田区)。

大賞:(2作) 『バガージマヌパナス』 池上永一
『鉄塔 武蔵野線』 銀林みのる

候補作:(3作) 『ムジカ・マキーナ』 高野史緒
『世界の果てに生まれて』 沢村凛
『飛び地のジム』 石立ミン

選考会は7/27だった。

(アラマタ参加/不参加は不明です。)
29日 新聞 朝日新聞 夕刊 - 2000.9.29 夕刊 P.16-17

]-メン 映画広告{推薦人の中に荒俣宏の名前あり。} (DOJI-I様)
30日 スカイパーフェクTV!(ch724)アニマックス 20:30〜21:00 アレクサンダー戦記 アニメ・アレクサンダー戦記 第1話『魔王誕生』放映。
機関誌「TOBA SUPER AQUARIUM」    鳥羽水族館 No.35 −荒俣宏の水族館史夜話−うたかたの夢 連載第24回目 「熱帯性海水魚がいた水族館」。
審査員 鳥羽水族館 人魚のイラストコンクール) 「鳥羽水族館 第4回 人魚のイラストコンクール」開催。アラマタは毎年審査員を務めています。応募期間は 9月1日〜9月30日。今年のテーマは「人魚の食事」。
Web eBay japan (インタビュー) 「eBayお宝コレクション」についてのインタビューが載りました。サイン本のプレゼントがあり、サインには「宝はネットにあり」の言葉が添えられていたそうです。(しろうさ様、未谷様、ありがとうございました)
Web 映画コメント 10月7日封切りの映画『五条霊戦記』の公式サイトに、「鬼と刀」というタイトルで200字ほどの推薦文を書きました。パンフの文章の引用です。(玉兎様、博様ありがとうございました)