2002年5月 荒俣宏 活動記録

何か情報があれば宜しくお願いします。

 

2002年5月 (平成14年 54歳)

主な出来事: 2002 FIFAワールドカップ開幕(日韓共催)、北朝鮮亡命者が中華人民共和国瀋陽にある日本国総領事館へ駆け込む事件が発生、 5代目柳家小さん死去

日付 媒体 出版社・TV局他 時間他  タイトル 備考
1日 機内誌「アルカス」 JAS 5月号 荒俣宏の珍品発見!! 2002年5月号 No.151(第15巻5号通巻151号)2002.05.01

連載第2回。「『グレムリン』の正体−1940年代のグレムリングッズ」。2p、撮影:金澤篤宏。

[伊 0201あ]
1日 雑誌「本の旅人」 角川書店 5月号 アラマタが選考委員をつとめている「日本ホラー小説大賞(長編賞、短編賞)」の選考結果が掲載されるはずでしたが、載ったかどうかはわかりません。(玉兎様、ありがとうございました)
1日 雑誌「三田評論」 慶應義塾大学出版会 5月号 「ファンタジーが世界を覆う」 p72〜86の三人閑談で、翻訳家・井辻朱美氏と慶應の教授・巽孝之氏との対談が掲載されました。

「ファンタジーが世界を覆う」

ハリーポッターと指輪物語の話が中心。これは2002年12月に発売された 『「指輪物語」世界を読む われらが祖父ト−ルキン/著者:カレン・ヘイバー編 北沢 格訳』(出版:原書房、本体価格:\2,200、ISBN:4-562-03576-5)に「三人閑談 ファンタジーが世界を覆う 井辻朱美・荒俣宏・巽孝之 P.233-250」として収録されました。(一成様、玉兎様、ありがとうございました)

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『三田評論』(慶應義塾大学出版会)

2002年5月号(通巻1046号)2002.05.01 ISSN1343-618X 410円(本体)


三人閑談 ファンタジーが世界を覆う 荒俣宏・井辻朱美・巽孝之 P.72-86
 ブームの渦中で/ロー・カルチャーの六〇年代/児童文学とハリウッド/キリスト教から冷戦へ/ビートルズ版『指輪物語』/文学ジャンルの現在/毎日が祝祭空間/ファンタジーは放蕩息子/?
リアリティーの変容/トールキン翻訳をどう読むか/ファンタジーの未来

[注記]
P.73に、プロフィールとモノクロ顔写真あり。

初旬 機関誌「Toba Super Aquarium」 鳥羽水族館 No.41 −荒俣宏の水族館史夜話−うたかたの夢 連載第30回「なつかしのマリーンパレス再訪」。

季刊誌でしたが、今後は年2回に変更されるそうです。

 → これが最終回だった模様。2003/01に書籍化の話があったが流れている(2017/12/31現在も出てません)。

3日 - - - だれが「本」を殺すのか 延長戦 PART-2/佐野眞一 以下に荒俣に関する記述あり。

『だれが「本」を殺すのか 延長戦 PART-2』佐野眞一 著(プレジデント社)

2002.05.03 ISBN4-8334-1738-3 C0095 1600円(本体)
四六判 丸背 上製 カバー装 363頁
装幀:菊地信義
編集・制作協力:熊沢正人、鈴木裕子、柴山明子、綜記社
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[目次]<部分>
誇り高き出版人のアキレス腱 P.97-101{P.99}
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[帯][広告]
(省略)
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[注記]
「講演C―― 図書館の学校 出版と図書館」のP.99に、荒俣宏に関する記述あり。

(以上、DOJI-I様)
7日頃 取材旅行 高知県香美郡物部村の民間信仰「いざなぎ流」の調査のため、同県を訪れたました。一日目は物部村でいざなぎ流の聞き取り調査を、二日目は赤岡町で「陰陽師の元締」と伝えられる芦田主馬太夫の屋敷跡を調査したそうです。11月に出版予定の陰陽道に関するノンフィクションの調査だったそうです。以下、高知新聞記事。(玉兎様、ありがとうございました)

荒俣宏さん物部村へ 民間信仰「いざなぎ流」取材 (5/9)

 香美郡物部村の民間信仰「いざなぎ流」の調査のため、作家で博物学者の荒俣宏さんがこのほど来高。古くからのしきたりを伝える「太夫」から話を聞いた。
 荒俣さんはSF小説「帝都物語」の作者として知られ、陰陽道(おんみょうどう)や風水ブームの火付け役の一人。今回は十一月に出版予定の陰陽道に関するノンフィクションの取材も兼ね、一泊二日の日程で同村などを訪れた。
 一日目は物部村でいざなぎ流の聞き取り調査を行った。二日目は赤岡町で、「陰陽師の元締」と伝えられる芦田主馬太夫の屋敷跡を調査した。
 その後、物部村で最高齢の太夫の小松為繁さん(85)を取材。「太夫の修行はどのようなものか」「村人が太夫にかかる場合、費用はどのように工面したのか」などと質問した。
 小松さんは「太夫の修行に終わりはない。墓場に行くまで修行を続けていかねばならない」「昔は小豆が貴重だったため、祈とうを頼んだ太夫に村人は小豆を贈った」と答えた。
 十数年前にも物部村を訪れたという荒俣さんは「当時は太夫が村に住んでいるのか分からなかった。今回は太夫に会え、有意義な取材ができました。祭儀に使う御幣(ごへい)の形は素朴で素晴らしいものです」と話していた。


 【写真】いざなぎ流の太夫を取材する荒俣さん=左(物部村)  (注:写真)

 → 2002/12/17発売「陰陽師-安倍清明の末裔たち」(集英社新書)のことだと思われます

12日 TV NHK教育 09:00〜09:45 「新日曜美術館」 テーマは「ワガ美ノ国・日本 “大正の広重”吉田初三郎」。司会は、はな、石沢典夫の両氏。(玉兎様、ありがとうございました)

地図としての機能と絵としての面白さを併せ持つ鳥瞰図。吉田初三郎が大正から昭和にかけて全国津々浦々で描き続けた鳥瞰図は、その都市の多くが戦災を受けたため、今や貴重な風景の記録となっている。鳥の目で旅の楽しさを絵に表わし「鳥の絵師」と言われた吉田初三郎が、最後に行き着いたのは、原爆で壊滅した広島の悲劇を余すところなく描くことだった。
「大正の広重」ともいわれた吉田の鳥瞰図の持つ魅力と時代に翻弄された彼の鳥瞰図の世界を探る。

12日 TV(再) NHK教育 20:00〜21:00 「新日曜美術館」 再放送。
12日 TV(再) ハイビジョン 24:00〜25:00 「新日曜美術館」 再放送。
14日 TV(再) NHK教育 25:40〜26:25 私のB面 4月18日にETVで放送された番組の再放送です。(玉兎様、ありがとうございました)
16日 訃報 - - - 柳家小さん(五代目)死去、享年87。荒俣は1998/8/23放送「ステージドア」(NHK教育)でご一緒した。(番組内容不明)
17〜27日 講演旅行 豪華客船「飛鳥」の世界一周クルーズに11日間だけ参加。船内で講演を行う講師として乗船しており、タダ乗りと思われます。船内には斎藤茂太氏、竹村健一氏なども乗ってました。なおアラマタは17日にフランスのルーアンから乗船し、27日にスウェーデンのストックホルムで下船しています。
22日 TV TBS 19:54〜20:54 オフレコ! 「オフレコ!最後の怪物伝説完全解明スペシャル! ▽南米パタゴニアの洞くつに潜む幻の超獣ミロドンを追え!本当に怪物はこの世に存在するのか? 」。

 8000年前絶滅したはずの恐竜・・・ナゼか死んで間もないフサフサの毛皮が発見された・・・南米パタゴニア謎解き探検は氷河越え死の谷へ

その他のゲストは中島知子、真鍋かをり、 司会は古舘伊知郎 和田アキ子 の各氏。(玉兎様、ありがとうございました)

24日 DVD、ビデオ アミューズ アレクサンダー戦記 劇場版 「アレクサンダー戦記 劇場版」(2000/10公開)のDVDとビデオが発売されました。価格はどちらも6800円。テレビ版はメディアファクトリーが作ってましたが今回はアミューズになったようです。(玉兎様、ありがとうございました)
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VIDEO『アレクサンダー戦記 劇場版』(波素館 発売 アミューズソフト 販売)

2002.**.** ASHV-1002 6800円(本体)
日本語ステレオHiFi 101分(本編) ビスタサイズ
発売協力:パノラマ・コミュニケーションズ
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[パッケージ]
(前)
原作・荒俣宏〔帝都物語〕、監督・りんたろう〔メトロポリス〕が贈る
スペクタクル・エンタテインメント超大作!!
(後)
角川春樹、荒俣宏、りんたろう、
ピーター・チョン、そして小柳ゆき。
時代を超えたトップクリエーターが集結!!
STORY
たった33年で世界を創った王。アレクサンダーは、
紀元前356年、古代ギリシャのマケドニア王国に誕生する。
母・オリュンピアは「やがて生まれる我が子が世界を滅ぼす」という神託を受け
アレクサンダーを産み落としたのだった。
神をも恐れぬ勢いで次々とギリシャ諸国を陥落させていくアレクサンダー
彼は世界を滅ぼす魔王なのか? それとも創造の神なのか……?!
STAFF
原作:荒俣宏
プロデューサー:丸山正雄・りんたろう
監督:兼森義則・りんたろう
脚本:村井さだゆき
キャラクターデザイン:Peter Chung(ピーター・チョン)
アニメーション制作:マッドハウス
CAST
<声の出演>
アレクサンダー/関俊彦
アリュンピアス/志麻奈純子
フィリポスU世/坂口芳貞
クレイスト/大塚芳忠
プトレマイオス/池田秀一
◎主題歌:小柳ゆき「あなたのキスを数えましょう 〜You were mine〜」
DREAM MACHINE(イーストウェスト・ジャパン)
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DVD『アレクサンダー戦記 劇場版』(波素館 発売 アミューズソフト 販売)

2002.05.** ASHB-1001 6800円(本体)
ドルビーデジタルステレオ 101分(本編) LBビスタサイズ
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[注記]
2000年劇場公開作品。
●映像特典:
りんたろう/丸山正雄/兼森義則3氏によるスペシャル対談(約8分)収録
プレスシートなどの貴重なカットを収録したフォトギャラリー 収録
予告編全5種類完全収録
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たった33年で世界を創った王。アレクサンダーは、紀元前356年、古代ギリシャのマケドニア王国に誕生する。母・オリュンピアは「やがて生まれる我が子が世界を滅ぼす」という神託を受けアレクサンダーを産み落としたのだった。神をも恐れぬ勢いで次々とギリシャ諸国を陥落させていくアレクサンダー。彼は世界を滅ぼす魔王なのか?それとも創造の神なのか…?!
原作・荒俣宏<帝都物語>、監督・りんたろう<メトロポリス>が贈るスペクタクルエンタテインメント超大作!

(DOJI-I様)
28日 新聞 朝日新聞 - - 2002.05.28 P.28

第6回 手塚治虫文化賞(DOJI-I様)
29日 新聞 朝日新聞(朝刊) 第6回手塚治虫文化賞 選考結果が発表され、コメントが載りました。以下全文。(博様、ありがとうございました)

「最終選考6作すべて決め手がない。いちおう順位はつけたが、該当作なしに近い。」
29日 TV TBS 19:54〜20:54 オフレコ 今回のタイトルは「年に一度幽霊画が公開される日 市民に突如事故・病気に襲われた ▽1枚の幽霊画VS霊能者▽かごめ歌の謎」でした。その他のゲストは真鍋かをり、はしのえみ、下ヨシ子(霊能者)、司会は古舘伊知郎 和田アキ子の各氏 。(玉兎様、ありがとうございました)
29日 訃報 - - - 矢川澄子氏死去。自殺だった。

→ 「荒俣宏の不思議歩記」(2004/11/20)「先回りした人を偲んで」に記述あり 。日経新聞2002/07/01掲載のもの。
30日 ムック 河出書房新社  KAWADE夢ムック 総特集 澁澤龍彦 ユートピアふたたび 『総特集 澁澤龍彦 ユートピアふたたび』(河出書房新社 文藝別冊 KAWADE夢ムック)のP.19に掲載の、澁澤龍彦の遺した創作ノートの中に、“cf.荒俣宏 朝日ジャーナル 85.6/7”という書き込みが見られる。

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『総特集 澁澤龍彦 ユートピアふたたび』
(河出書房新社 文藝別冊 KAWADE夢ムック)

2002.05.30 ISBN978-4-309-97631-X C9495 雑誌62182-40 1143円(本体)
A5判 角背 並製 232頁
装幀・本文・目次構成:岩瀬聡
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[目次]<部分>
澁澤龍彦創作ノート 2 P.18-28{P.19}
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[広告]
内容紹介
60年代、70年代の芸術運動の中心を自然とになった“歓待の人”澁澤龍彦の魅力に、まったく新しいテーマと書き手で迫る決定版特集!
(河出書房新社のHP)
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[注記]
P.19に掲載の、澁澤龍彦の遺した創作ノートの中に、“cf.荒俣宏 朝日ジャーナル 85.6/7”という書き込みが見られる。

(DOJI-I様ありがとうございました)
 
31日 機関誌「日本分類学会連合ニュースレターー」 日本分類学会連合 No.1
- No.1 設立特集号 2002.05.31

日本分類学会設立記念シンポジウム(1) 講演要旨
特別講演 「分類学の先駆者は偉かった…が、しかし」 荒俣宏 P.10-12

(DOJI-I様)
- TV収録 日本テレビ 9/19に放映される「明石家さんま全世界版笑う大捜査線!!2」のネタ探しのための雑談(?)収録が行われました。アラマタのほか吉田拓郎、高田純次、相田翔子、明石屋さんま、女子アナの各氏が集まりました。
- コメント アートグッズ店「NADiff/ナディッフ」(表参道)に置かれている造形作家・みぞぐちカツ氏の「キュリオケース」という作品に、コメントを寄せていたのが発見されました。同作品は、クラゲやイソギンチャクといった海生無脊椎動物のオブジェがジオラマ風に小型の透明アクリルBOX内におさまっていて、それに発光ダイオードで光を当てるという仕掛けがされて、薄暗い中でオブジェが浮かび上がる、といったもの。お近くにお出かけの方はぜひ覗いてみて下さい。以下、コメント全文。チラシはこちら。(豆大福さま、ありがとうございました)

みぞぐちキュリオケースは
なつかしい理科教室にあった、
驚きの標本箱(キュリオケース)
ふしぎな玩具店でみかけた、
魔法の玉手箱(キュリオケース)

- 取材旅行 - - - ロシア・サンクトペテルブルクを訪問。ハイビジョン20003年放送番組「ピョートル大帝・謎の宮殿・サンクトペテルブルク誕生300年」の取材だったと思われる。現地コーディネーターは池上みどりさんと夫のフィリップ氏。米のブッシュ大統領が来る日とぶつかり、交通規制などから大変な取材旅行だったらしい。