2004年3月 荒俣宏 活動記録

何か情報があれば宜しくお願いします。

 

2004年3月 (平成16年 56歳)

主な出来事:  日本で製造業への人材派遣が解禁、中国人活動家が尖閣諸島に上陸 沖縄県警が逮捕

日付 媒体 出版社・TV局他 時間他  タイトル 備考
1日 冊子「一冊の本」 朝日新聞社 96号 江戸開府四百年記念小説
「男に生まれて 江戸鰹節商い始末」
2004年2月号(第9巻第2号通巻第95号)2004.02.01 95円(本体)

連載第12回 「にんべんを潰す気かい」p72-79 (DOJI-I様)
1日 冊子「本の旅人」 角川書店 3月号 - インタビュー掲載。
2月に出版された『想像力の地球旅行〜荒俣宏の博物学入門』(角川文庫)関連。
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2004年3月号(第10巻第3号通巻101号)2004.03.01 雑誌08205-3 95円(本体)

荒俣宏インタビュー 宝石よりも面白い博物学
インタビュー・藤原理加 撮影・野上茂 P.4-9

■「博物学」を掘り返す/■十八世紀、博物学の黄金時代/■ムンクの「叫び」も博物学から/■フンボルトは十九世紀の文化人アイドル/■女性の鉄人、メーリアン

[見出し]
妖怪関連の著書でも大人気、現代の博覧強記の巨人、荒俣宏さん、以前、角川選書として刊行されたものに大幅に加筆され、この度『想像力の地球旅行――荒俣宏の博物学入門』として文庫化されました。荒俣さんの語ってくださる博物学は、ユーモアに溢れ、わかりやすく、しかも、極上の冒険小説のごとくスリリング。知的興奮にみちた荒俣さんの博物学ワールド。それに触れた人は、きっと、博物学に開眼せずにはいられないはずです。

[注記]
P.4,6に、モノクロ顔写真あり。

p4-9。(博様、ありがとうございました)
1日 雑誌「ユリイカ」 青土社 3月号 - 【参考】
2004年3月号(第36巻第3号通巻490号)2004.03.01 ISBN4-7917-0117-8 C9490 雑誌68929-91 1238円(本体)

特集 論文作法 お役に立ちます!
カタけりゃいいってもんじゃない アルス・アマトリア論文術
高山宏(英文学) P.160-180{P.180}

[注記]
P.180に、荒俣宏に関する記述あり。 [伊]
- 冊子「NEO Road 21 ネオ ロード21」 日本道路公団静岡建設局 Volume13 Number13 東海道の「風水」ばなし Volume13 Number13 2004.03.**

連載 L 「安倍川の川渡し」 P.裏表紙

(DOJI-I様)
3日 TV フジテレビ 21:00〜21:54 トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜 準レギュラー。司会:高橋克実、八嶋智人、その他の出演者は、タモリ、ビビル大木、MEGUMI、高橋恵子の各氏。

金の脳 おならの音を集めたレコードがある 91へぇ
7日 新聞 毎日新聞 - 荒俣宏の不思議歩記(あるき) 連載第48回 トリビア 不況下の知的遊戯 P.4
上旬 文庫 早川書房 - 『ペガーナの神々』

『異次元を覗く家』
3月上旬より全国主要書店にて「ハヤカワ文庫 読者アンコールフェア」開催。 〈SFマガジン〉および〈ミステリマガジン〉誌上でのアンケートにおいて、多くの読者から支持を得た作品を取りそろえたフェアです。荒俣宏(団精二)訳のハヤカワ文庫2冊が復刊。(Ta283様、ありがとうございました)

□『ペガーナの神々』(1975/03)
 【著者】著者:ロード・ダンセイニ 訳者:荒俣宏【判型】文庫【定価】600円

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/70005.html


□『異次元を覗く家』 (1972/05)
 【著者】著者:ウィリアム・ホープ・ホジソン 訳者:団精二 【判型】文庫【定価】660円

[出版社 商品掲載なし 品切重版未定扱い]  -2014.08.30 調べ-

14日 シンポジウム 主催:睡眠文化研究所 - 「第10回睡眠文化フォーラム」 東京お台場の日本科学未来館において「第10回睡眠文化フォーラム」が開催されました。「ねむりを楽しむ−夢学ことはじめ」と題し、夢を見るメカニズムについて大脳生理学的に解明されている最新研究成果を中心に、「夢」を読み解く文化的背景の国際比較など、「科学」、「文化」の両面から多角的に「夢」という睡眠行動について討論が繰り広げられた。アラマタは「夢の見方夢見る力−夢の博物学」と題して特別講演を行いました。その他の出演者は 北浜邦夫(フランス国立科学研究所神経科学部門主任研究員)、堀忠雄(広島大学総合科学部教授)、豊田由貴夫(立教大学文学部教授)の各氏。以下、講演要旨(同研究所HPより)

日時:2004.03.14 13:30〜17:00
会場:日本科学未来館 7FみらいCANホール
(〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6 TEL 03-3570-9151)
主催:睡眠文化研究所
協賛:伊藤忠商事(株)、松下電工(株)、ロフテー(株)
参加費:無料(定員300名)

[プログラム]
特別講演 荒俣宏(作家)『夢の見方夢見る力−夢の博物学』
講演1 北浜邦夫(フランス国立科学研究所神経科学部門主任研究員)
『赤ちゃんもネコも夢をみるの?−夢のしくみと進化論』
講演2 堀忠雄(広島大学総合科学部教授)『夢は怖いか楽しいか−夢の文化誌』
講演3 豊田 由貴夫(立教大学文学部教授)
『世界の人々はどんな夢を見るのか−夢の民族学』
研究発表 睡眠文化研究所 『現代日本の夢』
パネルディスカッション
コーディネーター:高田公理(武庫川女子大学生活環境学部教授)

[収録]
『夢 うつつ まぼろし Reve,reel,et illusion 眠りで読み解く心象風景』
北浜邦夫 監修 睡眠文化研究所 編(インターメディカル 2005.05.21)
夢の見方夢見る力−夢の博物学 荒俣宏 P.15-27


特別講演 夢の見方夢見る力−夢の博物学
荒俣 宏 (作家)
夢は目の前に情景やヴィジョンが浮かんでくるもの、と私の話では仮定いたしますと、日本人が一番親しみ深いヴィジョンの持ち方で、3通りあるのではないかと思います。その3通りにはみな、日常使われている漢字があてはめられています。
  まず一つは「夢」です。眠って見るヴィジョンを「夢」としてまず考えてみたいと思います。眠って見るヴィジョンなのですが、しかし、そこで見られる光景やアイデアというのは、実際に起きたあとでも使える、非常に役に立つ、むしろ眠ってからしか見られないヴィジョンであるということを、世界の民族はずっと考えてきました。夢を見た、これ使えるかどうかと判断する判定者が必要。これを通称「夢解き」と呼ばれていました。つい数年前まで流行った陰陽師という人たちです。
 次は何かといったら、「幻」です。夢幻と言うとおり、幻も同じようにありえないもの、見たいもの、神の姿を見るための一つの現象です。夢と幻は見方が違います。あるいは現象のメカニズムが違います。夢は寝れば見られる、幻の場合はテクニックが必要。ここ100年くらい、科学技術あるいは科学的な証明方法が、世の中の人を説得することになってきて、あれは手品だっていうことで、エンターテイメントにおとしこまれていますが、どうもそうでもないことがわかってきたんだと思います。それがちょっといったヴァーチャルリアリティー、実際にものがなくても我々は大脳で暮らしているんで、夢幻を見ちゃうと幻と現実との区別は大脳の中で実はしていない。
 では、3番目は何か。日本語で言うと、「影」です。この影(えい)、影(かげ)と呼ばれるものは、もっとまた別のシステムを持っています。これはメディアを持った夢だと、ぼくは考えています。写真の原板(フィルム)が必要なのです。逆にいえば、フィルムがあれば映ってしまう夢なのです。これはなかなか面白いと思います。
 我々は三つのビジョンの現象と機能を持っていたのではないかと思います。そしてそれが、それぞれ言葉のうえからも、あるいは民族のうえからも関係を持って、最終的には「夢」「幻」「影」が大きなセットになって今、我々の中にイメージや、不思議な現象の一つのきっかけとして存在をしている状態になっているのではないかと思います。

14日 新聞 毎日新聞 - 荒俣宏の不思議歩記(あるき) 連載第49回 戦後の犯罪 警察官だった伯父の随想 P.8
16日 TV TBS 21:00〜23:00 ザ・ブレインサミット 激突!日本の超頭脳!今夜!世界の常識をくつがえすスペシャル!! コメンテーター兼審査委員長として出演。司会:笑福亭鶴瓶、くりぃむしちゅー、出演者:ラサール石井、大槻教授、ガッツ石松、磯野貴理子、ユンソナ、松村邦弘、土田晃之、ますだおかだ、品川庄司の各氏ほか。

▽鶴瓶VS天才博士7人衝撃の研究発表バトル▽不老不死が実現か?人間が糸で作れる▽マグロ大トロ50円の秘密▽水中エラ呼吸男VS植物と話す男VS花電気男

17日 TV BS−2 8:15〜9:00 世界わが心の旅「ヨーロッパ 悦楽庭園綺譚(きだん)」 1994年10月2日にBS-2で放送された同番組の再放送。(東京の田中様、ありがとうございました)
17日 TV フジテレビ 21:00〜21:54 トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜 準レギュラー。司会:高橋克実、八嶋智人、その他の出演者は、タモリ、ビビル大木、MEGUMI、宇梶剛士、佐藤健一、藤岡弘の各氏ほか。

金の脳 ツタンカーメンの墓を作った人たちの出席簿がある 83へぇ
20日 TV テレビ朝日 19:00〜20:54 ビートたけしのこんなはずでは!!アッパレ!!世界を制した日本人の発明SP コメンテーターとして出演。出演:佐野史郎、さまぁーず、ガダルカナル・タカ、江口ともみ、浅田美代子、山瀬まみ、コシノヒロコの各氏ほか。(しろうさ様、ありがとうございました)

日本アニメの父・手塚治虫(秘)極貧から(秘)逆境ひらめき▽今夜、歴史が変わる!!世界初写真は江戸時代からくり職人の発明!?▽竜巻から全米救った幻のノーベル賞日本人

21日 新聞 毎日新聞 - 荒俣宏の不思議歩記(あるき) 連載第50回 印刷と造船 出版を技術から見る P.15
22日 書籍 - - 水木サンの幸福論 妖怪漫画家の回想 以下に荒俣に関する記述と写真あり。2007/04文庫化。

『水木サンの幸福論 妖怪漫画家の回想』水木しげる 著(日本経済新聞社)

2004.03.22 ISBN4-532-16457-5 C0023 1200円(本体)
{2004.04.08(2刷)ISBN4-532-16457-5 C0023 1200円(本体)}
四六判 角背 並製 カバー装 271頁
ブックデザイン:守先正
カバー撮影:高橋和海
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[目次]<部分>
27 妖怪を探して世界を旅する
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[カバー折り返し][帯]
(省略)
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[注記]
「27 妖怪を探して世界を旅する」のP.175,176に、荒俣宏に関する記述あり。
P.177には、水木しげると荒俣宏のツーショット、モノクロ写真掲載。
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[初出]
『日本経済新聞』(日本経済新聞社 2003.08.30 P.44)
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[収録]
『水木サンの幸福論』水木しげる著(角川書店 角川文庫 2005.04.25)

(以上、DOJI-I様)
25日 日本放送出版協会 - 真説ラスプーチン/ 上 『真説ラスプーチン 上』(エドワード・ラジンスキー著、沼野充義・望月哲男訳)の帯文をアラマタが書いています。以下全文。(はらぴょん様、ありがとうございました。

「正邪を超えようとしたこの魔人抜きに、21世紀の「霊的社会変動」史は語れない。」

*************詳細*********************

『真説ラスプーチン 上』エドワード・ラジンスキー 著
沼野充義・望月哲男 訳(日本放送出版協会)

2004.03.25 ISBN4-14-080857-8 C0022 2400円(本体)
四六判 丸背 上製 カバー装 479頁
装幀:泉沢光雄
本文デザイン:町山悦子
編集協力:西村亜由美
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[目次][カバー折り返し][広告]
(省略)
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[帯]
(前)
正邪を超えようとしたこの魔人抜きに、21世紀の「霊的社会変動」史は語れない。――荒俣宏
現代ロシアで新たな信奉者が増えつつある「怪僧」の傑作評伝
(後)
彼の目は、さまざまな証言者がほぼ異口同音に描写しているとおり、写真でも人を引きつける力を持っている。
「明るい目は瞬時のうちに燃え上がり、魅惑のまなざしとなった。見つめているのは瞳だけでなく、その目のすべてだった」
「深く窪んだ目……その目に見つめられたら長くは耐えられない」
「彼の並外れた目の中に輝く催眠的な力」
(本文より ラスプーチンを見た者の証言)
(背)
欧米で話題のスリリングな評伝

(以上、DOJI-I様)
27日 ラジオ TBSラジオ 13:00〜15:00 小堺一機のサタデーウィズ 司会:小堺一機、海保知里、ゲスト:大貫真寿美、荒俣宏。(T会長さま、ありがとうございました)

小堺一機のサタデーウィズ 博学巨人・荒俣宏登場▽手作りの達人▽タウン情報
28日 TV BS−2、デジタルBS2 6:30〜6:55 にっぽん釣りの旅「大江戸ハゼ釣り指南」 2003年10月19日にハイビジョンで放映された同番組の再放送。釣り指南:長谷文彦、ゲスト:荒俣宏。(東京の田中様、ありがとうございました。)
28日 新聞 毎日新聞 - 荒俣宏の不思議歩記(あるき) 連載第51回 タイル 懐かしい銭湯の彩り P.12
31日 TV フジテレビ 21:00〜21:54 トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜 準レギュラー。司会:高橋克実、八嶋智人、その他の出演者は、タモリ、ビビル大木、MEGUMI、三田佳子、大仁田厚の各氏ほか。

金の脳 リンカーンが髭をはやしたのは小学生に言われたから 81へぇ
31日 書籍(未完?) PHP研究所/PHPエディターズ・グループ - 「アラマタ東京研究所」(仮) 荒俣 宏著、予1,800円、 4569627455。(しろうさ様、はらぴょん様、ありがとうございました)

 東京23区にはいろいろな謎が隠されている。東京研究所所長・アラマタが23区のベールをはがす。さあ、一緒に研究しよう

→2003/6/7の予定がここに移動したが、結局未だ刊行されておらず。

- 雑誌「調査研究時報」 都市再生機構技術研究所 別冊No.3(政府刊行物) 第4回 都市整備フォーラム 『第4回 都市整備フォーラム』(2004.02.06)での基調講演「東京原人に未来はあるか」掲載。また、 (鼎談)隅 研吾,荒俣 宏,岩橋 謹次、も掲載。


*************詳細*********************

『別冊 調査研究期報 Seasonal Research Report of UDCRI』
(都市基盤整備公団総合研究所 別冊No.3)

2004.03.**{表示なし}ISSN0285-970X 953円(本体)
A4判 角背 並製 96頁
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[目次]<部分>

第4回都市整備フォーラム 都市の行方 〜魅せる都市へ〜
はじめに(第4回都市整備フォーラムの開会挨拶より) 都市公団理事 大村芙美雄
T.基調講演『東京原人に未来はあるか』 作家 荒俣宏 P.52-65
1)はじめに
2)常に何かつぶしているまち東京
3)どんどん発展できる渦巻き型の江戸・東京
4)人の流動性が江戸に与えた大きなエネルギー
5)東京原人は人間版トキである
6)「東京原人」の記憶
7)“東京原人”のライフスタイルを見直す〜繰り返せる暮らし・低コストの共同体〜

V.鼎談 隈研吾、荒俣宏、岩橋謹次 P.80-94
1)ヒューマンスケールな街VS巨大再開発
2)「東京原人」的街づくりは可能か
3)成熟社会における責任の取り方
4)スローな街づくり
5)地域へ責任とこだわりをもつ
6)魅せる都市への提言
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[関連]
『第4回 都市整備フォーラム』(2004.02.06)

(DOJI-I様ありがとうございました)

- 選考会 主催=株式会社角川書店/株式会社フジテレビジョン 17:00〜 第11回 日本ホラー小説大賞・最終選考会
選考委員:荒俣宏、高橋克彦、林真理子

大 賞:該当なし
長編賞:該当なし
短編賞:『お見世出し』森山東 著(角川書店 角川ホラー文庫 2004.11.10)

選考会:2004.**.** **:**〜

(DOJI-I様)

 → 結果・選評は雑誌「野性時代」2004/06に掲載。
- 落札 - - - オークションで「水晶宮炎上実況フィルム」を競り落とす。

→ 毎日新聞連載「荒俣宏の不思議歩記」2004/04/04掲載<単行本2004/11/20>に記述あり