2015年1月 荒俣宏 活動記録

何か情報があれば宜しくお願いします。

 

2015年1月(平成27年 67歳)

主な出来事: フランスでイスラム過激派による連続銃撃テロが発生 政治週刊紙シャルリー・エブド社とユダヤ系のスーパーマケットが襲撃される、マクドナルドの商品に異物混入 全国で相次いで発見される、少年がスーパーの菓子につまようじを刺し逃亡する事件が発生、ISISが拘束した日本人二人の身代金を要求、名古屋大学の女子生徒が「人を殺してみたかった」との理由で老女を殺害

日付 媒体 出版社・TV局他 時間他  タイトル 備考
1日 書籍(再録) 日経連出版部 新入社員に贈る言葉 2015年 「新入社員に贈る言葉 2015年版」に寄稿

「ユートピアに似た煉獄」

→ 毎年「新入社員に贈る言葉 〇〇年版」として出版されており、計9冊分に荒俣の文章が載っているが、すべてこの文章が載っていた。 

******************詳細**********************

≪新入社員に贈る言葉≫ 日経連出版部 編(日経連出版部)

[注記]
≪新入社員に贈る言葉≫は、「1991年版」からの出版となるが、荒俣宏の執筆があるのは「2000年度版」以降。
また、「2003年版」以降は、“日本経団連出版 編(日本経団連出版)”となる。 

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『新入社員に贈る言葉 2015年版』日本経団連出版 編(日本経団連出版)

2015.01.01 ISBN978-4-8185-1406-5 C2034 1000円(本体)
B6判 角背 並製 カバー装 211頁
表紙カバーデザイン:林一則
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[目次]
新入社員のみなさんへ 編者
はじめの一歩

井原慶子/豊長雄二/毛利衛/斎藤由香/千住博/佐山展生/大田弘子/大槻ケンヂ/coba/野村万作/今井陽子/古市憲寿/松井孝典/ピーター・フランクル/西郷真理子/森田正光/紺野美沙子/日野原重明/本川達彦/嵐山光三郎/ウェイウェイ・ウー/肥山詠美子/山田五郎/清家篤/青木奈緒/大野和士/西垣通/岸本葉子/松沢哲郎/伊丹敬之/勅使河原茜/榊原定征/石川九揚/轡田隆史/中島誠之助/岩松了/川島英子/香山リカ/佐伯啓思/富田隆/ランディー・チャネル宗榮/岩沙弘道/箭内道彦/玉木正之/藤原美智子/荒俣宏/小泉武夫/米本昌平/鷹羽狩行/川勝平太
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[帯]
(前)
ゆたかな
職場生活のための
言葉の花束。
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[広告]
◇50人によるとっておきメッセージ
本書は、わが国のさまざまな分野の第一線で活躍している50人の方々から、働くとはどういうことか、充実した人生を送るコツは何かなど、学窓を巣立って社会人となる方々に、励ました言葉や職場生活へのアドバイスをいただいたもので、1973年以来、発行しているロングセラーの最新版です。
最新版では、レーシングドライバーの井原慶子さん、パティシエの豊長雄二さん、社会学者の古市憲寿さん、経団連会長・東レ会長の榊原定征さん、三井不動産会長の岩沙弘道さんなどに新たにご登場いただきました。今後の人生航路の糧となる一冊です。
精神科医の香山リカさん、数学者で大道芸人のピーター・フランクルさん、狂言師の野村万作さん、ヘア・メイクアップアーティストの藤原美智子さん、古美術鑑定家の中島誠之助さんなどの多彩な諸先輩が、自分の新入社員のころの思い出や人生経験を踏まえてやさしく語りかけるメッセージの一つひとつは、これからはじまる職場生活への貴重なヒントとなり、ひいては人生の指針となるでしょう。
《登場者》
井原慶子/豊長雄二/毛利衛/斎藤由香/千住博/佐山展生/大田弘子/大槻ケンヂ/coba/野村万作/今井陽子/古市憲寿/松井孝典/ピーター・フランクル/西郷真理子/森田正光/紺野美沙子/日野原重明/本川達彦/嵐山光三郎/ウェイウェイ・ウー/肥山詠美子/山田五郎/清家篤/青木奈緒/大野和士/西垣通/岸本葉子/松沢哲郎/伊丹敬之/勅使河原茜/榊原定征/石川九揚/轡田隆史/中島誠之助/岩松了/川島英子/香山リカ/佐伯啓思/富田隆/ランディー・チャネル宗榮/岩沙弘道/箭内道彦/玉木正之/藤原美智子/荒俣宏/小泉武夫/米本昌平/鷹羽狩行/川勝平太
(経団連出版のHP)


(以上、DOJI-I様)

2日 TV TBS(MBS) 15:00〜16:24 林先生が驚く初耳学! 【坂上忍…生田斗真…1億3000万人が出題者】 

坂上忍、宮崎美子、荒俣宏、千原ジュニア、アンガールズ田中、高梨臨、和田正人、三遊亭円楽、さかなクン、生田斗真

賢人:林修 MC:大政絢
1億3000万人が出題者
林先生が驚く
初耳学!
林先生VS日本国民!!
勝つのはどっちだ!?
雑学情報バラエティ!
世の中であまり知られていない情報やスペシャルな知恵等を視聴者の方から募集します。
その中から厳選した投稿ネタを紹介し、世の頭のいい人代表・林先生に「コレは知らなかった!」と言わせることができるのか?
はたまた「こんなの知っているよ!」と一蹴されてしまうのか?をガチンコ勝負!
あっと驚く初耳ネタと林修先生の熱血スタジオ解説がみどころ!
知識人 VS 国民の雑学情報バラエティ番組です!
初耳ネタの例
▽漢字のルビの語源は である
▽スマホを使いすぎると 顔になる
▽タンカーの座礁訓練では重油の代わりに を使用する
▽カツオの模様は した瞬間に劇変する

3日 新聞 東京新聞 朝刊 東京どんぶらこ 『東京新聞』土曜日の朝刊のリレー連載を受け持っています。
東京とその近郊の街を紹介するという企画。
アラマタを含む6人(テリー伊藤、乾貴美子ほか)が、持ち回りで文章をそえています。
アラマタは、2013年1月5日から担当、6週に一度の土曜日朝刊に登場します。
担当18回め 「-」

・・・・・だけど、三が日だし載ったかどうか不明。

 → この日は載らず、1/10に掲載

3日 TV NHK BS-1 20:00〜20:50 【二夜連続】COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜 「ニッポン人への大ギモン」前編。

二夜連続でお送りする新春スペシャル。
前編では、「日本人はなぜマスクをするのか?」「なぜ行列が好きなのか?」。後編では、「日本人はなぜ酔うとキャラが変わるの?」「日本男性はなぜ女性のためにドアを開けないの?」。

日本人にとっては当たり前でも、外国人には理解しがたい疑問がある。疑問を解明するために街に出て日本人の主張を聞き、スタジオで50人の外国人が議論する。そこから日本文化の奥深さや海外文化との違いが浮かび上がってくる。

【ゲスト】歌手…森公美子
【出演】作家…荒俣宏
【司会】鴻上尚史,リサ・ステッグマイヤー
【語り】中井和哉,日高のり子

4日 TV NHK BS-1 20:00〜20:46 【二夜連続】COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜 「ニッポン人への大ギモン」後編

二夜連続でお送りする新春スペシャルの後編。「日本人はなぜ酔うとキャラが変わるの?」「日本男性はなぜ女性のためにドアを開けないの?」日本人の生き方を見つめる。

二夜連続でお送りする新春スペシャルの後編。「日本人はなぜ酔うとキャラが変わるの?」 街で日本人に聞くと、夜の飲み会は本音が言えるとコミュニケーションに役立っているようだが、これに対して外国人は? 「日本男性はなぜ女性のためにドアを開けないの?」 レディーファーストの国とは違う日本男性の振る舞いに外国人は? 素朴な疑問を出発点に、世界の多様な文化と比べながら日本人の生き方を見つめる。

5日 TV テレビ朝日 19:00〜21:48 トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン 3時間スペシャル トリハダ透視捜査SPイギリス人超能力者ジョー・パワーが日本の4歳少女行方不明事件に挑むイタリア人超能力者マリアは夫婦&美人カメラマン失踪事件に挑む

MC 石原良純、加藤真輝子(テレビ朝日アナウンサー)
ゲスト 高橋英樹、荒俣宏、デーブ・スペクター、森公美子、マギー
7日 TV テレビ東京 21:00〜23:30 古代文明ミステリー たけしの新・世界七不思議大百科 第2巻 2007年から続くお正月恒例の「たけしの新・世界七不思議」シリーズ。2014年からは装いも新たに、ビートたけしが「新・世界七不思議大百科」の編集長となり、世界が息をのむ秘宝や歴史的モニュメントの選定に挑む。
「新・世界七不思議大百科」には、7年かけて「新・世界七不思議」として選定された「ナスカの地上絵」「チチェン・イツァ」「モン・サン・ミッシェル」「パルテノン神殿」「平城京」「アヤ・ソフィア」「カルナック神殿」、さらに前回選ばれた「マヤ文明・ヒスイの仮面」「ロゼッタ・ストーン」が収録された。
今回の第2巻には、@「ネフェルティティの胸像」、A「チッタウルガル」、B「コロッセオ」がエントリー。選ばれるのははたして?知的好奇心あふれる、たけしの新たな不思議を求める果てしない旅。壮大な歴史エンターテインメントをお楽しみください。

【ネフェルティティの胸像】(D:斉藤久剛)
【インド・チッタウルガル遺跡】(D:廣岡知人)

出演 ビートたけし、荒俣宏、栗山千明、吉村作治
進行 松丸友紀(テレビ東京アナウンサー)
リポーター 前川泰之、 中田あすみ

スタッフ CP&総合演出:中谷直哉 プロデューサー:八幡麻衣子 ディレクター:斉藤久剛 廣岡知人 スタジオD:松田朋之  構成:藤岡俊幸 野村安史 リサーチ:冨田紀子 大川恵子 プロデューサー:永田浩一(テレビ東京)

http://www.tv-tokyo.co.jp/nanafushigi_d2/

10日 新聞 東京新聞 朝刊 東京どんぶらこ 『東京新聞』土曜日の朝刊のリレー連載を受け持っています。アラマタを含む6人(テリー伊藤、乾貴美子ほか)が、持ち回りで文章をそえています。アラマタは、2013年1月5日から担当、6週に一度の土曜日朝刊に登場します

担当18回め 「660 本郷菊坂(文京区) 文化人集う大正の匂い」p.28

10日 TV NHK総合 18:10〜18:42 マサカメTV! 「ウマすぎ!オモシロ給食ワールド」

最新の給食事情を特集。子どもに超大ウケの「ビックリ目玉焼き」の楽しい仕掛けに、「野菜嫌い解消」のための仰天プラン。「あげパン」「ソフト麺」のおいしい攻略法も!.

最新のオモシロ給食事情を大特集。東京の小中学校で超大ウケの「ビックリ目玉焼き」に秘められた楽しい仕掛けとは。14000食を3時間で仕上げる超巨大給食センターからは、「子どもたちの野菜嫌い解消」のための仰天プランを紹介。給食の定番「あげパン」「ソフト麺」を、よりおいしく美しく食べる攻略法も徹底リサーチ。そのほか、鳥取のびっくり納豆メニューや滋賀の珍フィッシュバーガーなど全国アイデア給食も続々登場。

出演者 ゲスト 荒俣宏,虻川美穂子,土田晃之,安田美沙子,
司会 オードリー,鹿島綾乃,
リポーター 三拍子,なすなかにし,タイムマシーン3号,
語り 中井和哉
10日 雑誌「BE-PAL ビーパル」 小学館 2月号 - 2015年2月号 No.415(第35巻第2号)20153.01.10 雑誌17631-2 574円(本体)

アウトドアの達人の2015野遊びガイド
2015 MY夏プラン 博物学者・妖怪評論家 荒俣宏さん P.35

(DOJI-I様)
13日 TV NHK総合 25:25〜27:00 COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜 1/3、4日にBS-1で放送された番組の地上波放送。2夜ぶんを一挙放送。
15日 新聞 読売新聞 - - 「本よみうり堂」に大山脈の紹介記事掲載。webに掲載されたが、本紙にものったんだと思う。本人のコメント等は無し。

「荒俣宏編「怪奇文学」アンソロジーが完結」

15日 雑誌「キネマ旬報」 キネマ旬報社 1月下旬号 百年の闇 キネマの幻 2015年1月下旬号 No.1680(通巻2494号)2015.01.15 雑誌20723-1/15 850円(本体)

その二十九 宇宙服を着た幽霊 P.106-107  (DOJI-I様)[伊 0201き]

近況コーナーに以下。

「十年来の宿便のごとく苦しかった著書三冊をついに脱稿。産卵後の鮭のようにボロボロな状態。」
15日 雑誌「ビッグコミック」 小学館 1/25号 - 大先生の連載「わたしの日々」に登場。水木事務所でたいやきを食べながら「大先生 今年はぜひどこかに行きましょう」などと話している様子が漫画で描かれる。
画像
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2015年1月25日号 vol.2 No.1330(第48巻第2号)2015.01.25 雑誌29674-1/25 333円(本体)

わたしの日々 水木しげる P.419-422

[注記]
“アリャマタ・コリャマタ氏”が漫画に登場。

[収録]
『わたしの日々』水木しげる 著(小学館 Big Comics Special 2015.08.04)
第26回 冒険旅行 P.117-120
 

(DOJI-I様)
16日 web blog - 荒俣宏の海あそび塾 6ヶ月ぶりに更新再開。今回の書き手は新野大氏。

「塾頭の新野です!特報!お台場で2月7日イベントを開催します!!」

http://ameblo.jp/himonisuto/entry-11977919246.html

17日 web blog - 荒俣宏の海あそび塾 今回も新野氏が担当。

「塾頭の新野です!お台場でのイベントから 」

http://ameblo.jp/himonisuto/entry-11978222397.html

17日 TV テレビ東京 21:00〜21:54 出没!アド街ック天国 アド街登場は2010/10「深大寺」、2011/04「上野」、2012/03「上野桜木」に続き、おそらく4回目。

「 出没!アド街ック天国 〜懐かしの人情商店街 中板橋〜」

今回のアド街は「中板橋」に出没します!ほかの番組や雑誌であまり見たことのない街ですが、楽しい魅力的な商店街が待っています。来月はグルメイベント「かにの陣」を開催。街のおいしい名店に、かにを使ったメニューが期間限定で登場します。さらにあの人気のお菓子を生む会社も。じわじわと伝わってくるその魅力をたっぷり楽しみましょう。

出演者
【司会者】
愛川欽也、須黒清華(テレビ東京アナウンサー)
【レギュラー出演者】
峰竜太、薬丸裕英、山田五郎
【ゲスト】
荒俣宏、生田智子、阿部祐二

17日 訃報 - - - 平井和正氏が死去、享年76。荒俣は1999/09/25の「決定版 幻魔大戦(4)」に「鑑賞」として何か書いていた(名前だけかも)。
19日 TV テレビ朝日 23:1524:15 ビートたけしのTVタックル 「ウソ?ホント?衝撃デマニュースSP!」

出演:ビートたけし、阿川佐和子、大竹まこと、荒俣宏、本村健太郎、近藤春菜(ハリセンボン)、武井壮、ダレノガレ明美、ミッツ・マングローブ、江口ともみ

→オイルショックの時のトイレットペーパー買占め、サメの鼻先、ソーカル事件、マンボウから肝油、など語る。

24日 TV NHK総合 18:10〜18:42 マサカメTV! 「映画・ドラマのロケ地を楽しんじゃえ!」

「倍返しだ!」で有名なドラマに出てくる階段とか、特撮ヒーローと悪の首領が対決する岩山とか、有名ロケ地を大特集!面白い記念写真の撮り方とか、使える情報満載です!

ロケ地めぐりって興味あります?映画やドラマの舞台になった場所を訪ねて楽しむんですが。そんなちょっとマニアックな楽しみを大特集しました。スマホとラップを使った超面白い記念写真撮影術!色んなドラマにやたらと登場するビルに秘められた驚きの事実とは?茨城県で、あるものを充実させたら、映画が続々と撮影にやってくるようになった!という意外な目のつけどころとか。休日の過ごし方がマンネリ!って人にも役立つはず!

春日俊彰(オードリー) 若林正恭(オードリー) 鹿島綾乃 笑福亭笑瓶 荒俣宏 虻川美穂子(北陽) 永野芽郁

25日 TV(再) BS1 24:00〜24:44 COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜選   「ニッポン人への大ギモン」(後編)再放送
25日 web blog - 荒俣宏の海あそび塾 今回は塾長・アラマタが書いてます。

「流れ藻だけじゃない、海の寄り物と歴史的事件」

http://ameblo.jp/himonisuto/entry-11981319537.html

26日 web blog - 荒俣宏の海あそび塾 今回はさとう俊氏が担当。

「これがやりたかったのだ!」

http://ameblo.jp/himonisuto/entry-11981956333.html
26日 書籍(編著) 東海大学出版部 - 日本まんが 全3巻 当初OCNのサイトで連載され(2010/07〜)現在はe-bookJAPANのサイトに掲載されている「荒俣宏の電子まんがナビゲーター」に、新たに清水勲氏とのインタビューを加えたもの。全3巻、各3500円+税、A5判、320p。(DOJI-I様ありがとうございました)

***************全体***********************

A5判 丸背 上製 カバー装
装丁:岸和泉
編集/制作協力:後藤光弥(DNA Media(株))
写真撮影:荒俣宏、後藤光弥、宮坂琢磨((株)イーブックスイニシアティブジャパン)
英語タイトル:“NIHON MANGA
The untold stories of the manga masters and their creative struggle
Authored and edited by Hiroshi Aramata

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[広告]
作家・荒俣宏が、独自の観点から巨匠たちに迫ったインタビュー全15弾!!
現代日本文化史の見落とされていた側面を補完する画期的な成果
戦後日本が生み出した世界に誇れる文化として、まんがや劇画がある。これらは“Manga”“Gekiga”として海外でもそのまま通用し、クールジャパンの代表となっている。なぜ、このような文化が日本に生まれ、ビジネスとして輸出できるまでに発展したのか。諸外国からも熱い視線を注がれるまでに、クリエイティブなのか。本書は、自身も少年時代にまんが家を志し、貸本まんが時代から、まんがと共に成長し、団塊の世代として常に最先端でまんがや劇画を享受してきた作家の荒俣宏が、手塚治虫以降のまんが世界を各ジャンルで、拡張・発展・進化させてきた巨匠たち総勢14名に渾身のインタビューを敢行。これまでに公にされていなかったまんが史的事実や、創作の秘密、相関関係などを引き出した、生きた「まんが史」である。
さらに、日本漫画史の研究者として高名な清水勲(日本漫画資料館主宰・日本風刺画史学会会長・京都国際マンガミュージアム研究顧問、ビゴー研究家)とも対談。江戸時代から約300年におよぶ長い歴史的視野のもと、序論として、現在の日本まんがの由来と徐の発展を位置づけた。日本文化史研究に欠けていた大切な部分を、実作者たちからのオーラルヒストリーで綴り、次世代への課題と展望を考えさせる貴重な文化史としてのまんが論考である。
もちろん、まんがで育った団塊世代には人生と重ね合わせて、堪らない読み物となるに違いない。
(本書のチラシ)
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日本を代表する漫画家たち14名へのインタビュー全3巻。著者ならではの質問や解説によってこれまで公にされていなかった創作の秘密などが明らかにされる、生きた「まんが史」である
(東海大学出版部のHP)
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いま、明かされる巨匠たちの創作秘話
(『朝日新聞』2015年2月?日号 P.1)
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荒俣宏のインタビューにより明かされる創作秘話。まんが家自身が語る貴重な文化史。各巻三五〇〇円+税
(『朝日新聞』2015年2月15日号 P.1)
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―いま、明かされる巨匠たちの創作秘話――
戦後日本が生み出した世界に誇れる文化としてのまんがや劇画。荒俣宏が渾身のインタビューを敢行。生きた「まんが史」である。
(『朝日新聞』2015年11月3日号 P.4)

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[注記]
(株)イーブックイニシアティブジャパンのよるWeb連載『荒俣宏の電子まんがナビゲーター』に、清水勲との対談を加え、全体にわたって改訂したもの。

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『第壱巻 「先駆者」たちの挑戦』荒俣宏 編著(東海大学出版部)

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2015.01.20 ISBN978-4-486-02049-3 C1036 3500円(本体)
A5判 丸背 上製 カバー装 327頁
装丁:岸和泉
編集/制作協力:後藤光弥(DNA Media(株))
写真撮影:荒俣宏、後藤光弥、宮坂琢磨((株)イーブックスイニシアティブジャパン)
英語タイトル:“NIHON MANGA
The untold stories of the manga masters and their creative struggle
-1- Pioneers’ challenge”Authored and edited by Hiroshi Aramata

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[目次]
壱の一 清水勲 編 まんが史を掘り起こす「発見する喜びも素晴らしい体験なんです!」
1 まんが前史/歴史にさぐる「まんが」の要素
はじめに/収集時代の信じがたい悲喜劇/まんがとは何か?――「コマ」でつなげる戯画/「略画」としてのまんが/印刷メディアとしての「まんが」の価値/諷刺まんがと社会情勢には関係がある
2 庶民のための絵入りメディアをつくったのは誰か?
まんがのメディア力はすごかった/井原西鶴はまんがとかかわっていた?/「言文一致」はまんがから生まれた?/眼鏡からも見える庶民の教養と滑稽/言葉にこだわって、まんが史を見直す/ビゴーのことから調べる必要がある
3 まんが読者の誕生と、まんがの発展
まんがリテラシーと言文一致/諷刺にたいする弾圧を潜り抜けて/プロまんが家の活動を見る
4 読者はいつから子どもになったのか?
近代的子どもまんがはいつ出現したか/急増した日本のまんが家
5 「まんが」とともに生きてきて
清水勲のまんが道を辿る/戦後の話で締めくくる

壱の二 やなせたかし 編
「アンパンマンは、大人のために描きはじめたヒーローの諷刺だった」
1 アンパンマンはどうして子どもに理解されたのか
はじめに/抒情詩の「真の力」について/俗悪視されたアンパンマン/ペイネのパントマイムまんがに出会うまで/「詩とメルヘン」がすべてを変えた/みんなが、やなせ編集長への投稿者だった!?/抒情の甘さは「ただ働き」の成果だった/やなせたかしのお父さんのこと/育ての親も偉大な遊民だった/歴史を誇った名家に生まれて
2 アメリカン・コミックと「漫画集団」
コミック・ストリップがすべての始まりだった/戦前まんがは古臭くて読めないものか?/アメリカン・コミックを救った男/日本にも及んだコミック・ストリップの影響/海外に強かった「漫画集団」/三越の宣伝部時代/貧乏が嫌いな人?/子どもストーリーまんがの大津波に襲われる
3 ストーリーまんがでない道の模索
まんがの歴史に埋もれた新聞まんが/埋もれたまんが家たちが気になってしかたない/手塚治虫からの救済/大人まんがへ向かう手塚治虫/「漫画集団」にストーリーまんが家がいなかった理由/理事長自ら歌い出す授賞式
4 日本まんがと海外の事情を巡って
日本のまんが界へ/日本はまんが王国なのか/耳がついているアンパンマン/政府にまんがの殿堂を造らせてはいけない/やなせ式まんがに使われる道具/一コマまんがの原稿料で食えるのか?/花村えい子の海外進出とピンナップの話

壱の三 ちばてつや 編 「野球を知らないと大胆に描けるの。
あまり知りすぎるとね、とんでもない魔球は発明できない」
1 憧れの少年像に籠めた「こだわり」
まんが家=人間失格?/スポーツ音痴だから描けた大胆な作品/まんがは孤独な大人の作業/『ハリスの旋風』の大きな役割/共感をよんだ「憧れの少年像」
2 一風変わった少女まんが創作時代
苦手こそが創造を生む/命令で描かされた「少年まんが」、分析から生まれた「少女まんが」/「少女まんが」は隙間産業?/異色すぎるお父さんの仕事/逆切れする主人公の元祖?/瞳の新しい描き方も、ふとした偶然から
3 少年たちのためのまんがを求めて
少年野球まんが史に挑戦する/歪んで走る球の発明/『スポーツマン佐助』を知っていますか?/質の違う魔球同士/少年に戦争を考えさせた『紫電改のタカ』/大相撲のはみ出し者、社会のはみ出し者/バカだけど、真っ当?
4 まんがのこと、自分のこと
多忙な毎日から社会的な役割まで/自作に描かれた壮絶な日常/まんが図書館の使命と、その惨めな現状/また繰り返されるのか、悪夢が?/出版社や作家の意識も、問題だった/「先生、急病につき……」/弟、あきおさんも巻き込んで/奥様の驚くべき決断

壱の四 水野英子 編 「私はデビューしたときから現在まで、ずっと異端でした」
1 トキワ荘で生まれた「少女まんが」
トキワ荘と「少女まんが」の誕生/トキワ荘という実験/女の子が描く男の子の世界?/トキワ荘での暮らしぶり/少女まんがの産婆役となった外国映画/編集者の新婚アパートに誘われて
2 少女まんがに影響を与えた新文化
ファンタジーまんがと西洋音楽/トゥオネラ・ショックは「音楽の泉」から/文化度が高かった故郷/下関時代――漁網工場の少女/まんが家たちのパラダイス創設
3 「異端」でありつづける勇気
畳部屋から摩天楼を仰ぎ見る/豪華な合作がはじめにあった
石森さんの部屋での格闘/週刊誌時代への対応/『白いトロイカ』でふたたび異端に/世間を驚かせた『ファイヤー!』
4 今、まんが文化はどこへ行くのか?
世界事情と国内事情/海外取材で知る現場の空気/描けなくなった大作/啓蒙の仕事から、商社になってしまった出版社/まんが出版衰退の兆しはいつから?

壱の五 水木しげる 編 「描かねば、餓死です」
1 「貸本まんが時代」の風雲
貸本まんがというリスキーな始まり/貸本まんがに集中した「若い才能」/「描かねば、餓死です」/ペンが使えるかどうかが、分かれ目だった
2 人気キャラクター創始
鬼太郎の歴史は戦後まんがの歴史そのものだ/絵はうまい、話は自然にドンドン湧いてくる/時間がなくて眠れなくなる/アシスタントに恵まれる
3 「悪魔と河童が力を合わせ、みんなを幸せに」の巻
敗北のまんがは、理想のまんがだった/描きたいまんが、売れるまんが/格闘がないと、売れない/作家とまんが家の生き方を考える(ここでしか聞けない話も)
4 神秘研究家ミズキとして
大人向け水木作品もすばらしい/日常生活がいちばんおもしろい/戦争中も睡眠をとった先生/水木家の人々のこと/いちばんの幸せは?
………………………………………………
[帯]
(前)
いま、明かされる
巨匠たちの創作秘話!

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『第弐巻 男が燃えた! 泣いた! 笑った!』荒俣宏 編著(東海大学出版部)

2015.01.20 ISBN978-4-486-02050-9 C1036 3500円(本体)
A5判 丸背 上製 カバー装 387頁
英語タイトル:“NIHON MANGA
The untold stories of the manga masters and their creative struggle
-2- Men in Manga:Passion,tears,and laughter”
Authored and edited by Hiroshi Aramata
……………………………………………………………
[目次]
弐の一 さいとう・たかを 編 「さいとう・たかを」はプロデューサーである
1 「10セント・コミック」に始まる
アメリカと日本をつないだコミック雑誌のこと/「10セント・コミック」の誕生/「ストーリーまんが」は二〇世紀の発明品/最初は映画マニアだった/小学四年生で「引導」を渡される/「10セント・コミック」との出会い/「劇画工房」は一枚岩ではなかった?/運の強さと芯の強さ/本を本屋で売るな?/お兄さんはまんがを知らなかった
2 東京での苦闘と劇画システムの構築
さいとう・たかを最初の激闘/原稿料が一番高くなる奇跡/手塚先生に面会拒絶される?/いつも救いの神が現れた/時代劇がいちばん好きだった/劇画バッシングの中で/上京――「劇画システム」を認めさせる戦い/劇画の「劇」は「劇場」に通じる?
3 まんがの「王道」を極める
ゴルゴ13との距離感をめぐって/王道を行くという苦闘/ゴルゴは一番苦手な作品だ/映画は止めときなさい/映画を知らなくても、映画を分かることはできる/王道と娯楽性に徹する/さいとう・たかを さらに吠える
長谷川一夫に悪役をさせる娯楽性/4 青年まんがの道を拓く/巨匠は今も戦っている/裕次郎の時代劇のようだったまんが/「ウン、ザー」と「パカラン、パカラン」/どうして青年まんが雑誌が創刊されないのか?
悔しい話ばかりだった?/最後のメッセージ あきらめるな!

弐の二 松本零士 編 「まんがというのは、若々しい目で描いた絵という意味なんです」
1逞しき少年時代の思い出
「トランク一つもって汽車に乗る」冒険のススメ/人生は奇縁の連続だった/大自然相手に悪ガキになる/北九州小倉でサバイバル力を磨く/まんがを描くときは別人格になる/学費を自分で稼いだまんが家高校生
日本画も習字も訓練した/文房具が安く買える文化国の意義/書物の蓄積とまんがの歴史/「一刻も早く勇姿をあらわしたまえ」
2 出会う人すべてが親切だった
珍品がいっぱいの部屋/いつもスレスレで珍品が手にはいる/本屋のおやじさんの忠告、九州の人情/武士道精神は生きているけど、困る?/あと一〇センチは背が高くなれた/生傷は青春の勲章/手遅れだった「強い女性」からの手紙/アメリカの施しは受けないという覚悟/お父さんという偉大な手本/お母様、そして先祖のこと/東京では人を殴り、世間に向かって「インキンタムシ」と叫ぶ/松本先生ご結婚の奇縁/大阪の本屋事情/戦後第一世代のまんが家たち/戦後の新人作家との新鮮な出会い/九州勢による東京進出と下宿生活
3 乙女のロマンから宇宙にまで発展した世界旅行
少女まんがから始まった松本世界/松本邸の赤く光るランプ/見たことのない、懐かしい西洋の光景/「自称日本三大アニメマニア芋づる事件」/アルカディアとハーロック、『風と共に去りぬ』の謎も!/4 冒険旅行最後の体現者として/ジュネーブからスイスをめぐる旅の途中/「まんがの目」で世界を見る/アフリカ旅行はハートブレイクの旅だった/中国で酒に勝つ/世界で通じる「誠意」/最新の旅行をめぐる秘話

弐の三 平田弘史 編 「どうでもいいような生き方をした人には興味がない。
社会では認めていないが、おれは認めるという描き方をする」
1 大いなる武士道劇画の巻
心の師に出会ったこと/本物の刀の反り/遅刻で始まったインタビュー/機械愛と現代ビジネス批評/一年上の友だちが開いた道
2 平田史学を生んだ天理図書館
独立前後の、とある奇談/毛筆とペン先の違い/天理教との驚くべき関係/天理教図書館が生み出した平田史学
3 時代劇王のメカニックな日常(前半)
機械の知識と時代劇のリアリズム/無名の人々を愛す/天理図書館での調査の日々/たった六行の文章に隠された歴史/『血だるま剣法』以後の窮状/宮地正弘先輩のその後は?/いよいよ東京へ乗り込む/いよいよ東京へ乗り込む/新天地での仕事再開/「へのへのもへじ」を描く
4 時代劇王のメカニックな日常(後半)
機械いじりと電気工事/平田家が富戸に移り住んだ理由/ふたたび、劇画の話題に戻る

弐の四 バロン吉元 編 「いき」にこだわる「アウトロー」!
1 若い人に読んで欲しい『柔侠伝』シリーズ
二丁拳銃もったお出迎え!!/『柔侠伝』が支えたイケてない団塊の社会生活/バロンとの熱い「青年マンガ」対談/『賭博師たち』の衝撃/竜巻がギャンブルを止めさせた?/『柔侠伝』シリーズと生きる力
2 ヤング・バロン激動の青春期
大陸浪人の気配と日中関係/遠い満州の思い出/ウェスタンとターザンに始まるアメリカ文化/「美空ひばり」を盗んだこともある/滅私奉公に明け暮れたころ/高校入学と「画劇」への興味
3 ヤング・バロンまんが家への道を行く
まんが開眼と「先を行く友だち」/バロンピックの着想/まんが家になるまでの試行錯誤/いきなりまんが家の弟子になる/双葉社と結んだ縁/天狗になって原稿持ち込み/『柔侠伝』後の大きな挑戦
4 アメリカ放浪を経て、原点としての「絵」の世界へ
吉元先生の作品を載せたアメリカン・コミック誌/カミカゼ、ハラキリの悪夢は生きていた?/驚愕の原稿料をもらった!/孤独とスカンクを友とした暮らし/阿波踊りで一矢を報いる/「龍まんじ」としての世界と海外への挑戦

弐の五 みなもと太郎 編
「こっちは歴史家ではないからね。まんがで食ってるわけだから」
1 まんがに生き、まんがに死す
ファンダムの創設/まんが家を志望してはいけなかった時代/富永一朗も愛読した中学生/東京進出と友人の力
2 ファンからプロへの移行――みなもと太郎の場合
少女まんが爆発期の物語/二つの「差別」のこと/上京後の修行時代スタート/矢代まさこを真似る/石ノ森章太郎が描いたまんが家志望少女/業界を駆け巡って京都に帰る/ついに編集部から電話が!/ほんとうの地獄はデビューのあとだった/「作画グループ」と出会い、アマチュアの天国に還る
3 熱い青春の終りとナンセンス・ギャグの誕生
よみがえった情熱と「加橋かつみ」/執念の二作目掲載/一本立ちへの試練とギャグへの目覚め/『ホモホモ7』はいかにして掲載されたか/『ホモホモ7』と時代の気分/歴史まんがの方向と『松吉伝』
4 日本まんがを埋もれさせないために
おめでとうございます、みなもとさん!/『風雲児たち 幕末編』までの道/創作力と構成力の違い/効かないギャグと浜美枝の受難/『風雲児たち』への思い入れと平田弘史先生の話/売れないまんが家へのオマージュ/電子まんがの行く末を想う
………………………………………………………
[帯]
(前)
いま、明かされる
巨匠たちの創作秘話!

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『第参巻 きらめく少女の瞳』荒俣宏 編著(東海大学出版部)

2015.01.20 ISBN978-4-486-02051-6 C1036 3500円(本体)
A5判 丸背 上製 カバー装 343頁
英語タイトル:“NIHON MANGA
The untold stories of the manga masters and their creative struggle
-3- A little girl with shining eyes”
Authored and edited by Hiroshi Aramata
………………………………………………
[目次]
参の一 里中満智子 編
「どうしても描きたかったのは、自分で考えて生きて、決心できる女の子」
1 少女まんがを変えたデビュー作
我が家を襲ったインパクトの話/パブリックな里中満智子、プライベートな里中満智子/フロッピー時代から電子化の戦い/馬の目のなかの風景? 畳一畳分の着物?/絵からストーリーへ
2 世界の中の日本まんが
日本と外国の意識差/大先生が楽できない日本/里中さんのデビュー体験/初心を貫いた日々/印刷した紙の裏に描いた入選作
3 少女の真実と少女まんがの現実
マイナーからメジャーに上がった少女まんが/ろくな男子がでてこない少女まんが/日本史に魅せられて/心配性とストーリーの蓄積/エジプト物語の奇縁/描き残した古代は、まだある/受胎率と男の恋愛教育
4 社会とかかわり合うまんが家
幻の宇宙旅行/SFから宇宙旅行へ/里中さんが予約した宇宙ツアー/宇宙旅行に一言あり/宇宙旅行不成立よりも悔しかったこと/「まんがの殿堂」はいまどうなっているか/日本まんが一〇〇年の大計となる本当の計画

参の二 武宮恵子 編 あの山本順也さんっていう「少女コミック」の編集長に
よく言われました きみは一言でいうなら「チャレンジャーだ!」って
1 竹宮惠子作品に触れる
まんがの激闘時代を伝えたい/まんがは文学とおなじように難解な部分も多い/電子書籍でまんがを読むリスク/まんが家を目指したころのこと
2 「大泉サロン」とは何だったか
まんが家は集団生活を生む/ヨーロッパ旅行のツアコンも?/状況を変える戦略のこと
3 男と女の垣根を越える
少年まんがと少女まんがの棲み分け/男性読者の出現/夢から生まれた『へ…』/ついにまんがで妊娠が描かれる/実像は、スポーツ大好きで、冒険家?
4 竹宮惠子の世界を支える「理想」
伝記的な家族の話/短編にもあふれる、「」の女性像/『紅のほふ』が描かれたころ/芸者の文化、通人の反骨/短編まんがと電子書籍の効用/今の学生に伝えたいこと

参の三 萩尾望都 編 「エピソードを考えているときに一緒に絵が浮かぶの(笑)…
言葉の向こう側には絵がいつもあるんですよ」
1 新しい「嵐」としての少女まんが
少女まんが家がまぶしすぎたころ/飛び越える力と少女まんが家/大正期女性カルチャーの再現だったかもしれない?/影響力のあった萩尾望都世代/戦後世代のまんが事始め/まんが弾圧と石ノ森章太郎の発見/SFとの出会い、アメリカでの事情/言い返せないが、行動で示した「第二波の世代」/少女まんがでも「没」の連続だった
2 初期の萩尾ワールドを体験する
裸の少年がいる学校/ハリー・ポッターもギムナジウム文化の一面/日本にもあったボーイズラブの世界
捨てる神あれば、拾う神あり/好きなことだけ描く覚悟/「薔薇族」vs.「悲しみの天使」/集まると悪くなるバッタ/女は集団化してミツバチになる?
3 コミックとしての日本SF
『11人いる!』の衝撃/え? 「座敷わらし」ですって?/一九六〇‐七〇年代SFの世界観を受け継ぐ/心に浮かんでくる言葉=イメージ/心臓と二つの杞憂/単体の人造人間から合一の意識共同体へ/変えた設定のつじつまを合わせる
4 身近のを聞く
萩尾望都の作品と実生活との距離感/まんが事始めのころをふたたび回想する/原稿を描きながらの海外旅行/イグアナという哲学的な存在/韓国ドラマにハマる理由

参の四 高橋真琴 編
「一枚の絵でも、そこに長編まんがのストーリーが読み取れるように描くのです」
1 抒情画の原点と大阪の思い出
キラキラ輝く目の系譜/西洋のルサンチマン・アート/金髪の少女との出会い/両親から譲り受けた素養
抒情画の魅力に開眼する/考古学か、天文学か、それとも画家か?/ほんとうは一五〇歳?
2 デビューはまんが家として立つ
まんがなのか、それと抒情画なのか?/まんが時代の高橋作品に迫る/大阪でのまんが出版はどうなっていたのか/まんが家デビューのきっかけは?/大阪の赤本に始まる/好きなように描かせてくれた大阪時代
劇画には関心がなかった?/知らないうちに出版された妖精まんが/日の丸文庫への移行と初志貫徹
3 まんがと抒情画のはざま
若き高橋真琴訪問記を読む/大阪から飛行機で通った?/音羽のアパートで東京生活スタート/まんがにも挿絵を付けた人!!/モナリザも抒情画か?――大きな輝く瞳の謎
4 MACOTOスタイルの完成と原画展示会
原画集めの愉しみ/なぜ原画を読者に届けるのか/役に立っているまんがセンス/カラー革命の立役者として/千葉へのアトリエ移転/昼の世界での開眼/原画の描き方を詳しく聞く

参の五 楳図かずお 編 「死ぬことよりも、もっと怖い話を描きたいんです」
1 まんが家なら、おもしろい家を建てたい
「まことちゃんハウス」を訪問する/そこはまさしく「木立ちの中の家」だった/「まことちゃんハウス」は作品の3D化である/楳図という名で苦労する/イナリに軍馬、そして酒井七馬/赤本出版へのアプローチ
2 恐怖まんがの誕生
意味不明と正体不明/「退化」という存在のかたち/何も起こらないほど自然な環境?/両親の影響力/まんが家になる覚悟は小学生から/サザエさんには毒がある?/ピーター・パンにあこがれた/恐怖まんがを選んだ理由/へび女との出会い/恐怖の表わし方と出版社の反応/少女まんがへの方向付け
3 少女恐怖まんがの誕生
恐怖はこうして描かれた/手から足へのこだわり/恐怖をあらわす絵の探求/『人形少女』のリアル恐怖譚/リアル恐怖には続編もあった!/休刊になった新連載/楳図式恐怖表現の発展と人脈の力/上京前後の実験の時代/貸本出版と判型の違い/東京で探したプールのこと
4 おだやかな日常と変身術
変身から意識変容までの恐怖実験/断絶と曖昧のあいだ/楳図先生の「普通の生活」/ストックはかならず五つは必要?/エッサホイサッサの外国旅行エピソード/「まことちゃん」誕生す!?/変身する子ども、変身する老人
………………………………………………
[帯]
(前)
いま、明かされる
巨匠たちの創作秘話!

(以上、DOJI-I様)

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「eBookJapan」
http://www.ebookjapan.jp/ebj/special/manganavi

チラシ表 チラシ裏
30日 ラジオ ニッポン放送 13:00〜16:00 上柳昌彦 ごごばん! 14時過ぎから30分ほど出演した模様。
以下、番組HPより。 写真こちら

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2時6分ごろ「ごごばん トークタイム」
今日のゲストは、作家の荒俣宏さん。
トークメニューは...

前菜:様々な肩書きを持つ男
メインディッシュ:三大続くチャキチャキの江戸っ子
デザート:東京の境界を巡る

【荒俣宏さんのお知らせ】
*著書『江戸の幽明-東京境界めぐり』(朝日新書 1200円+税)
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パーソナリティ 上柳昌彦 山瀬まみ
アシスタント 五戸美樹

http://www.1242.com/program/gogoban/
30日 TV(再) NHK総合 27:15〜27:47 マサカメTV! 1/24の再放送
30日 TV BS朝日 16:58〜17:55 <世界の船旅>「飛鳥Uのおもてなし 好奇心を刺激する 地中海こだわりクルーズ 」 2014/02/03の再放送と思われます。


クルーズファンなら一生に一度は体験したい世界一周クルーズ。この究極の船旅を気軽に楽しむ方法があります。それが区間乗船。3ヶ月に及ぶロングクルーズの内、行きたい場所に的を絞って 乗船するクルーズです。今回は、日本最大客船・飛鳥Uの「2013年世界一周クルーズ」の内、 地中海エリアの航海に区間乗船して取材。短い期間ながら世界一周の 雰囲気を味わえる豪華な船旅を紹介します。特にこの船旅では、味へのこだわり、寄港地へのこだわり、船のおもてなし や技術へのこだわりなど、長期にわたるクルーズで発見した様々な船旅の 楽しみ方も紹介していきます。旅のはじまりはスペインのバルセロナ。アジアとヨーロッパの境界にあり 東西の文化が交差するイスタンブール、青い海に映える白壁の町並みが 美しいミコノス島を巡り、ポルトガルのリスボンでは、ヨーロッパ最西端の 岬を訪れます。また世界一周ならでは、スペシャルゲストも登場。小説家で妖怪研究家の荒俣宏さんや、ミュージシャンのつのだ☆ひろさん、 日本研究家のドナルド・キーンさんなどが、船旅に対する思い入れを 語ります。居心地の良さと和の心で非日常を演出する飛鳥Uの地中海クルーズです。

31日 TV NHK総合 18:10〜18:42 マサカメTV! 「2.14決戦へ!LOVE&チョコ」

2.14が刻々と近づいてくる。君はどうする?今回はチョコと同時にどうやってつのる思いを告白するか、ってところにめっちゃ力を入れて番組を作りました。乞うご期待!

(1)直接好きっていうのは芸がない!超奥ゆかしい「暗号で愛を告白」技とか、安いチョコを何百個も使って、もらった相手が「一生忘れない」インパクト特大な告白をする方法とか。(2)体の一部をくねくねさせながらチョコを渡すと女子力がアップするらしい話とか。(3)3分で本格チョコムースを作っちゃうっていうお役立ち情報も!スタジオではイケメン俳優にイケナイことさせてキャーって場面もあるので!見てくださいね〜

ゲスト 荒俣宏,虻川美穂子,辺見えみり,鈴木伸之,
司会 オードリー,鹿島綾乃,
リポーター マシンガンズ,
語り 中井和哉

31日 書籍 - - 幻島はるかなり /紀田順一郎 以下に荒俣に関する記述あり。

『幻島はるかなり 推理・幻想文学の七十年』紀田順一郎 著(松籟社)

2015.01.31 ISBN978-4-87984-331-9 C0095 2400円(本体)
四六判 丸背 上製 カバー装 317頁
装丁:仁木順平
……………………………………………………………
[目次]
T 奥深い闇を手探る
戸棚の中の骸骨/戦中派のみそっかすとして/戦争は時間を加速する/
「商人の息子に学問はいらん」/芥川龍之介の『魔術』に感銘/昭和初期の遅い青春/
性格の一変した父親/息苦しさを逃れる読書/
探偵小説の幻想怪奇性/読書狂と集団疎開/かくて神風は吹かず
U 日の光、雲間を遁れ出て
父の死と戦後の混乱/焼跡に甦る書店/「宝石」の創刊号/空白期を埋めた海外名作/
新仮名遣いの困惑/小さなテイクオフ/あなた好みの話/新しいミステリの地平/
純文学派が出会った『Yの悲劇』/もう一体の骸骨/雑学に見る時代精神/
「ポケット・ミステリ」の登場/映画字幕と戦後/雑念に妨げられない年齢/
天恵の自由が、すでに重荷に
V げに春の最中であった
新しいキャンパスとミステリ熱/十八歳のベストテン/軽蔑されていたミステリ/
推理小説同好会の出現/大伴昌司との出会い/ミス研第一号、生みの苦しみ/
三大作家の講演会/多彩な同好会の人々/豊年満作のミステリ出版/
知名度の低い「推理小説」/四年間は矢の如く過ぎて/社会人一年生と清張作品/
ファンクラブに新たな展開を求めて/「ためになる本を読みたまえ」/
会社員生活の現実/推理小説の「鬼」との一期一会
W 山麓に人あり
大伴昌司との因縁/黒いジャンパーにサングラス/開花寸前のサブカルチャー/
週刊誌の話題に/「EQMM」の影響/初期宝石社の思い出/
最初の恐怖小説論考/駆け出しのコラムニスト/『嫌疑』と転換期の戦後ミステリ
X 忘れ川の流れを見出す
隠栖中の平井呈一尋訪/『オトラント城綺譚』への執念/原書収集の苦心/
アーカムハウスからの便り/足が頼りの古書店めぐり/デザイン学校に通う/
招かれた客/たかがコラム、されどコラム/文筆生活の基礎となった第二作/
ひらめいた第三作/古書展での資料集め/畏友大伴昌司の真実/覆水盆に返らず/
荒俣宏との出会い P.194-197/新しい可能性へ向けて P.198-202
Y われらいま種蒔く人
『オトラント城綺譚』初訳が実現/専門誌が実現する/雑誌「幻想と怪奇」の思い出/
二年後に十二冊で打ち止め/粘った甲斐ありの大企画/
『世界幻想文学大系』企画の詳細(1)/『世界幻想文学大系』企画の詳細(2)/
いまだに陽の目を見ない作品
Z 夢より夢を往来して
古書ミステリ執筆の経緯/大衆児童文学の集大成/『海野十三全集』を編む/
文化の発信は地方から/幻想文学の積極的意義/「大乱歩展」における講演/
江戸川乱歩の隠された意図/平井呈一の遺品収集/幻想怪奇文学の先駆として/
円環を閉じる
推理小説、幻想文学の世界 思い出の人々
木々高太郎()/吉田ふみ//双葉十三郎/中島河太郎/八木福次郎/
佐野/鮎川哲也/星新一/ 山下武/都筑道夫/厚木淳/岡松和夫//
草森紳一/竹内博
あとがき
…………………………………………………………
[帯]
(前)
めずらかなる
書物とともに
戦中戦後の欠乏の時代、
必死に本の形をしたものを
求め続けた少年の前に、
ものたちの棲まう
もう一つの世界が、その姿を現す――
戦後日本ミステリの
隆盛に併走し、
幻想怪奇文学の
発掘と紹介に心血を
注いだ著者による、
七十余年のクロニクル。
…………………………………………………………
[注記]
…………………………………………………………
[著者]
紀田順一郎(きだ・じゅんいちろう)
評論家・作家。1935年横浜市に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業。書誌学、メデイア論を専門とし、評論活動を行うほか、創作も手がける。主な著書に『紀田順一郎著作集』全八巻(三一書房)、『日記の虚実』(筑摩書房)、『東京の下層社会』(同)、『生涯を賭けた一冊』(新潮社)、『知の職人たち』(同)、『日本語大博物館』シリーズ(ジャストシステム)、『書林探訪』(松籟社)、『乱歩彷徨』(春風社)、『横浜少年物語』(文藝春秋)など多数。訳書に『M・R・ジェイムズ怪談全集』(東京創元社)などがある。荒俣宏と『世界幻想文学大系』(国書刊行会)を編纂、『幻想と怪奇の時代』(松籟社)により、2008年度日本推理作家協会賞および神奈川文化賞(文学)を受賞。2006〜2013年まで神奈川近代文学館館長を務めた。

(以上、DOJI-I様)
- 雑誌「キネマ旬報」 キネマ旬報社 1月下旬号 百年の闇 キネマの幻 第29回 「宇宙服を着た幽霊」

http://www.kinenote.com/main/public/cinema/person.aspx?person_id=95404&is_redirect=true                         

- web 平凡社 - - 「世界大博物図鑑 新装版」発売(2014/12)にあわせ紹介ページが作られ、アラマタの挨拶文が掲載されました。

「世界大博物図鑑」リニューアルによせて」

http://encyclopedia-newedition.heibonsha.co.jp/