2019年5月 荒俣宏 活動記録

何か情報があれば宜しくお願いします。

 

2019年5月(令和元年 71歳)

主な出来事: 皇太子が天皇に即位 ”令和”がはじまる、高齢者による自動車事故が相次ぎ社会問題化、中国と米国の経済戦争が悪化、令和初の国賓として米トランプ大統領来日 大相撲観戦も、大相撲で朝乃山が優勝 三役経験なしでの優勝は1961年以来、川崎で通り魔 小学生を含む19名が死傷 犯人はその場で自殺、

日付 媒体 出版社・TV局他 時間他  タイトル 備考
1日 - - - - 朝日新聞「(平成ベスト本)荒川洋治さんが選ぶ 秒針のように進む文章」の一冊にアラマタの「プロレタリア文学はものすごい」が選ばれる。
1日 - - - - 池田市立図書館石橋プラザの「5月の作家」に選ばれ、著作や関連本が展示される。

https://calil.jp/touch/LM3ti
5日 TV BS1 18:00
〜18:45
cool japan 発掘!かっこいいニッポン 「ガイド本〜Guide books〜」

日本では、旅行に限らずあらゆるものに懇切丁寧な手引きが書かれたガイド本が出版されている。なぜ日本人はこれほどガイド本が好きなのか。外国人の視点で徹底討論する。
番組詳細

日本の書店へ行ってみると、旅行ガイドをはじめ様々なジャンルのガイド本が棚を埋め尽くす。いったいなぜ、日本人はこれほどガイド本が好きなのか。世界では、日本ほど写真やイラストを用いてカラフルに説明したガイド本は見当たらない。さらにゲームの攻略本や取扱説明書など、あらゆるものに懇切丁寧な手引書が存在するのも日本ならでは。日本にあふれるガイド本はクール?外国人の視点で徹底討論する。

【出演】作家…荒俣宏,【司会】鴻上尚史,リサ・ステッグマイヤー,【語り】日高のり子,中井和哉
13日 - - - - メ〜テレドラマ 「ヴィレヴァン!」放送開始。放送エリア:東海3県(愛知・岐阜・三重)

書店「ヴィレッジヴァンガード」を舞台としたドラマ。
この中で店長演じる滝藤賢一氏の設定が以下。(公式発表より)

川上秀基(42歳)滝藤賢一
杉下たちアルバイト連中をたばねる店長。
本・音楽・雑貨あらゆるサブカル知識に精通、“ヴィレッジヴァンガードの荒俣宏”と呼ばれている。
だが気分の浮き沈みが激しく、ちょっと電波系。
無断で突然いなくなるなど、扱いに困ることも。
しかし彼を慕う客も多い。
『売り上げ』と『好きなこと』の狭間で揺れ動いている。

https://www.village-v.co.jp/news/media/4094
13日 - - - - 函館港イルミナシオン映画祭の「第23回シナリオ大賞」の募集要項発表。今年も審査員をつとめる。

http://hakodate-illumina.com/scenarioaward
15日 求人 - - - 求人サイトに以下の求人が出される。


【学芸員資格をお持ちの方】週3時短!角川本社で角川武蔵野ミュージアム開館準備業務

\学芸員資格をお持ちの方!/<西武池袋線ユーザー注目!>\服装自由・電話対応無し!ブランク不問!/
角川文化振興財団で、来年7月に所沢でオープンする「角川武蔵野ミュージアム」内に展示する所蔵品管理のお仕事です。

【オープンまでの約1年期間限定】
博物学者、作家として有名な荒俣宏氏の所蔵品のデータ入力をお任せします。約1年間で業務が完了する見通しですが、その後もご希望ばあれば、引き続き所沢で新設するミュージアム内での運営・管理のお仕事もご案内可能です。1年の扶養枠内で働きたい方も、西武池袋線沿線で長く働きたい方も、ぜひご応募ください!

【美術館・博物館が好きな方におすすめ!】
派遣先はあの角川グループ!オープン予定の「角川武蔵野ミュージアム」では様々な文化・芸術作品を展示予定。「好き」をお仕事に、扶養枠内でしっかり収入もGETしちゃいましょう!
募集要項
勤務地 東京都千代田区
勤務日数  月〜金のうちの週2〜3日
勤務期間 即日〜2020/06/30
給与  時給1,600円(交通費込)
雇用形態 派遣
職種詳細 【学芸員資格をお持ちの方】週3時短!角川本社で美術開館準備
お仕事内容
2020年7月にオープンする「角川武蔵野ミュージアム」で展示する
展示物のナンバリングのお仕事です。
▼展示物のナンバリング(システムへのデータ入力作業)
・荒俣宏氏の作品をメインに取り扱って頂きます。
・1日50件程度(約1年間で約3000件)を想定
※展示物に実際に触れる機会があります。
※電話対応などの庶務無し、準備室と倉庫内でのもくもく業務になります。
※ミュージアム開館するまで約1年間の勤務のあと、
ご希望があればミュージアム(所沢)で勤務することもご相談可能です。
就業環境
服装自由! 角川本社ビル内の準備室と倉庫内でのもくもく業務ですが、わからなことは聞ける環境です。

https://www.b-stylejob.jp/job/detail/id=81393

16
新聞 毎日新聞 - 荒俣宏の毎日コレ検索 連載第三十八 「」
16日 - 京都国際マンガミュージアム - - 館長肝いりの「大マンガラクタ館」で新展示開始。以下、同ミュージアムツイッターより。


本日より荒俣宏館長による当館所蔵資料掘り起こし紹介企画「大マンガラクタ館」の第4回目の展示がスタートしたマン!今回は明治の風刺漫画雑誌が紹介されているマン! 期間中に館長による解説コメントが足されていくという噂だマン!お楽しみにだマン。

https://twitter.com/i/web/status/1129187833091055617


https://www.kyotomm.jp/event/exh_otonanomanga/

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第4回「大マンガラクタ館」「〈大人のマンガ〉はむずかしくて豪華!? 明治の高級マンガ雑誌」の展示にアラマタ館長の直筆コメントがついたマン! 風刺雑誌の見どころがよく分かるマン!
2019/6/17

https://twitter.com/kyotomm/status/1140785475860328449 画像

17日 打合せ - - - 宮本武典氏と打ち合わせ。@日芸江古田キャンパス

https://twitter.com/miyamototo/status/1129338775782404096
20日 会議 - - - 平成31年度東京都名誉都民選考委員会開催。アラマタは平成29年度から選考委員をつとめている。
25日 TV BSプレミアム 21:00〜 奇跡の巨石文明! ストーンヘンジ七不思議
3/23にBS4Kで放送された番組がBSプレミアムで放送。

橋本環奈が“不思議の扉”を開く!イギリス巨石文明のシンボル
大人気の世界遺産「ストーンヘンジ」に秘められた七つの謎を最新科学で徹底解明!
数千年の時を超えた“驚異のテクノロジー”が判明!
古代人が仕掛けた“視覚トリック”の正体とは!?
誰が何のために築いたのか?
古代文明の存亡を賭けた壮大なドラマに、最新科学が鋭く切り込む。
絶景のストーンサークルも続々登場!
人類究極のミステリーに迫る!

【司会】橋本環奈
【ゲスト】サヘル・ローズ,荒俣宏,松木武彦,志村史夫,山田英春,
【アナウンサー】魚住優
30日 TV NHK総合 15:08〜15:34 にっぽん ぐるり さぬきドキっ!「讃岐の秘宝“衆鱗図”の謎に迫る」 4/5にNHK高松放送局で放送された番組の全国放送。

江戸時代に高松藩が作った日本最古の本格的な魚図鑑「衆鱗図」。うろこの一枚一枚を緻密に描き色使いも鮮やか。今回、超高精細映像で撮影し、ベールに包まれてきた謎に迫る
番組内容

250年前に高松藩藩主・松平頼恭が作った“衆鱗図”は日本最古の本格的な魚図鑑。タイやアジなどうろこの一枚一枚まで正確に描き色使いも鮮やか。まるで生きているかのような超絶技巧だ。作られた理由などはこれまで謎に包まれていたが、今回、衆鱗図を超高精細映像で撮影しさまざまなことが少しずつわかってきた。作家の荒俣宏とさかなクンが映像を見ながら技術のすごさを解明し、さらに好奇心旺盛な頼恭の人柄もひもといていく
出演者

出演
作家…荒俣宏,東京海洋大学名誉博士…さかなクン
30日〜 展示会 出版クラブ - 小さな本の展覧会「荒俣宏 展」 出版クラブビルにて 小さな本の展覧会「荒俣宏 展」 開催。@【出版クラブビル〈3Fロビー クラブライブラリー〉】。以下ツイッターより。

小さな本の展覧会「荒俣 宏 展」開催中!荒俣宏氏が蒐集してきた蔵書の一部をクラブ ライブラリーに展示、氏が貼った付箋の残る本や雑誌を手に取って読むことができます。2019年9月末日迄(土・日・祝日を除く)開催予定 8:30〜19:30 

https://twitter.com/eoZE0LO0Iu6KIaA/status/1142949093200650242 写真1 写真2 写真3



文化通信社HP
https://www.bunkanews.jp/article/205881/

クラブ ライブラリーオープンに当たって、荒俣宏氏に図書寄贈を要請、約400冊の寄贈図書があったことから、ライブラリー委員会(下中美都委員長(平凡社社長)、成瀬雅人委員(原書房社長)、土井二郎委員(築地書館社長)、江草貞治委員(有斐閣社長)、樋口清一委員(日本書籍出版協会事務局長))とブック・ディレクターのバッハ・幅允孝氏との打ち合わせで企画展「小さな本の展覧会」第二弾は「荒俣宏展」と決まった。
 今回の展示に当たり、荒俣氏から新たにアメリカの大衆小説専門誌パルプマガジン13冊と北米最大の淡水魚ガーパイクの剥製(体長80a)の提供を受けたほか、身長185aの荒俣氏の等身大大パネルも作成して展示している。
 また「荒俣宏が携わった本」128冊を紹介するコーナーでは、著書名をダークトーンのバックに、大小のフォントでアクセントをつけた演出がなされている。
 ショーケース外の本・雑誌は手に取って閲覧することができる。閲覧は、土・日・祝日を除く8時から19時30分まで。開催は9月末までの予定。



写真のパネルにある文章おこしてみました。


<小さな本の展覧会>
荒俣宏展
2019年5月30日〜2019年9月末日(予定)
8:30-19:30(土日祝日を除く)

本展覧会のコンセプト
 書店・古書店・出版社、そして本好きがあつまる<本の街>神田神保町に出版クラブが移転し、クラブライブラリーが創設されるにあたり、荒俣宏は膨大な蔵書から「このライブラリーを訪れる本好きな方々に、楽しんで閲覧してもらえば」と、およそ400冊の書籍・雑誌を寄贈した。
 今春、荒俣宏がこのライブラリーに足を運んだ折、吹き抜けの空間を取りまくように配置され、層を重ねる書架と蔵書を見上げながら「まさに、智は天から降ってくる、という西洋の思想・考え方を現出させたような空間、西洋の由緒のある図書館のようですね」と話し、らせん階段をのぼり、キャットウォークを歩きながら、自身の寄贈書の_、また出版社からの寄贈書籍を見ながら「そうそう、これ、これ。読んだなぁ」と懐かし気に本を取り、時間を過ごした。

 荒俣宏は、1947年、昭和22年、東京都生まれ。幼少期に海中でであった、美しく驚異に満ちた水中生物に魅せられた。
生来の生物好きである。5,6歳まで住んでいたのは上野の鶯谷。幼年期の最初の記憶は「夕方になると山の手線を上から眺めていたことと、毎朝起きると隣のキャンデー屋さんでキャンデーをもらっていたこと」。小学校時代は板橋で過ごし、毎日のように映画館で映画を見ていた一方、貸本屋から借りてきたマンガ本をノートに描き写す日々。「あの時代に出た貸本屋の漫画は多分全部読んでいます」。好きな科目は生物があった理科。そして記憶ものということで社会、嫌いなのは家庭科と体育だった。
 高校時代、紀田順一郎氏の「現代人の読書」を読んでファンになり、紀田氏が卒業した慶応義塾大学に入学、卒業を、魚と縁のある日魯漁業に入社。コンピューターのプログラム室に配属される。会社勤務のかたわら、__怪奇幻想文学の翻訳に携わる。1969〜70年、「怪奇幻想の文学T〜W」の共訳者となり、全巻の解題を執筆(新人物往来社)。敬愛する作家、ロード・ダンセイニにちなんで団精二とし、1970〜72年に「英雄コナンシリーズ」(全5巻)をハヤカワ文庫で訳出。1977年、31歳でトールキンほかファンタジー文学の世界を紹介する長編処女評論「別世界通信」を月刊ペン社より刊行。10年ほどでサラリーマン暮らしを離れた後、百科事典の編集室で原稿チェックや項目執筆を行う。
 路上観察のフィールドワークや、博物学の新たな見直しを試み、古今東西の博物学書の蒐集を始める。博物学、図像学、産業考古学、コンピューター関係から、妖怪・風水研究、そして小説まで、幅広い著述活動で知られる。「帝都物語」(角川書店)、「世界大博物図鑑」(平凡社)など、慣習・編著書・訳書は400冊を超えているといわれる。
 目、脳、心得を魅了し、愉しませてくれる(紙の本)に信を置き、蒐集してきた蔵書から寄贈された図書の一部を<ちいさな本の展覧会>として紹介する。荒俣宏の世界の一端をお楽しみください。

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荒俣宏と平凡社

 荒俣宏と平凡社のおつきあいは、1980年代頭にはじまった。「大百科事典」が企図され、1984年刊。その編纂時、編集委員の紀田順一郎氏の助手として編集部に在籍した。
幻想文学、神秘学、伝説や人物伝、また(雑)と呼ばれた、分類が難しい項目の執筆・編集を担当する。「キルヒャー」「グルジェワ」「ラブクラフト」「偽書」「地霊」「業火クラブ」など200項目以上を執筆。動物や植物、事物などの共同項目「幻視」「フリーメーソン」「卵」「妖怪」「鳥」「角」「火」「ライオン」などの伝承や文化史を加え、百科事典ならではのおもしろさ、奥深さの加筆、編集に尽力した。
 当時の平凡社は千代田区一番町にあり、社屋の地下1・2階に30万冊の参考図書を収蔵した図書室があり、「その蔵書の多さに目が眩んで(笑)5年間ほど自由に使わせていただいた」。百科事典の編集・執筆作業がひと段落した85年頃、「世界大博物図鑑」の刊行が準備され、荒俣宏は百科事典編集部から、動物・自然誌「アニマ」の編集部へ移動した。「平凡社にアラマタさんが棲んでいる」と、出版・マスコミ関係者の間で言われはじめたのは、この頃である。
 1990年代半ば、荒俣宏は月に22冊ぐらいの著書・翻訳書を刊行、月に十数誌の雑誌連載をこなしていた。「アニマ」の編集部には各社の編集担当者が来社し、おみやげのお菓子がもたらされ、編集部にはそのお相伴に与った。編集部員が帰宅後も執筆は続き、日に30枚、40枚、流麗な文字で原稿用紙のマス目が埋められていった。FAXで原稿を送信した後、荒俣宏は立ったままで次なる原稿の参考資料に目を通していた。
31日 - - - - 新聞「週刊読書人」5/31号(3291号)、外山恒一インタビュー 「日本学生運動史1」もうひとつの東大闘争=u東大反百年闘争」の当事者のひとり・森田暁氏に聞く第二回
に以下。

森田 
 ぼくはもともとSFファンだったものですから、開成の先輩が中心メンバーのひとりでもあった、「一の日会」っていう、渋谷の「カスミ」って喫茶店に一〇日にいっぺん集まるSFファンのサークルに参加してまして、そこに東大の人たちも来てました。東大SF研は全然、全共闘でもないし民青でもなくて、「東大闘争日和見同好会」とか自称してたぐらいで、運動には一切関わってない人たちです。だけどやっぱりそこに来てた日大の連中とかは、日大闘争が起きるとすぐ関わっていくんですよ。……テレビにもよく出てくる荒俣宏って人がいるでしょ。彼が幻想文学の雑誌をやってたんで、ぼくもそこに参加したんですが、荒俣さんが当時タッグを組んでたのが、Tさんという人で、彼は日大の文理学部だったかな。その後ちゃんと卒業して、さる出版社に行くんだけど、労働組合を結成して、結局やめちゃう。まだご存命だと思います。彼がまさに日大闘争が始まった時に日大にいた世代で、ウチの先輩なんかが、からかい記事で、なんだか大学にこもってて雑誌が全然出ないようだ、みたいなことを書いてたんですけど、そしたら「とんでもない。今はほんとに大変なんだ。暴力団が刀をかざして襲撃してくるんだから」って、そんな話をしてるのを横で聞いてたこともありますね。

https://dokushojin.com/article.html?i=5456&p=3


※森田暁氏はリトルウェアードの会員でもあった。荒俣・竹上両氏が卒業でリトルウィアードの第一線を離れるに際し、雑誌の継続を託された3人のうちの1人でもあるが、その後雑誌が継続されることはなかった。