2024年8月 荒俣宏 活動記録

何か情報があれば宜しくお願いします。

 

2024年8月(令和6年 77歳)

主な出来事: アメリカの景気減速への懸念や円高の進行を受け日経平均株価の終値は4400円を超えるかつてない急落 1987年のブラックマンデーを超えて過去最大の下落幅 翌日高騰するなどしばらく乱高下する、 全国で米不足 店頭から米が消える、バングラデシュでデモ激化 ハシナ首相が国外脱出、仏の俳優 アラン・ドロン氏死去、

日付 媒体 19:00 時間他  タイトル 備考
           
4日 講演会 浜村温泉湯けむり映画塾主催 11:00〜 浜村と八雲と…面影を探して  小泉八雲は妻セツを連れ山陰の日本海側を探訪し、“不思議なほど渚に近い温泉”と浜村の印象を著書『日本の面影』で叙述し、お盆の時期の浜村の様子が叙事的且つ叙景的に記述している。
 一方、現在の浜村温泉街は八雲が記した風景や情緒の欠片さえ探せない。町の風景は変われど、八雲が遺した浜村の記述はこの先も有り続ける。そこで、小泉八雲に造詣が深い荒俣宏氏に浜村と八雲について講演を頂き、浜村の再発見を果たす。


場所
貝殻節の里 旅風庵(鳥取市気高町浜村)

(駐車場)
気高町総合支所
気高町コミュニティセンター
※旅風庵駐車場は利用できません。

日程・内容
松島彩 朗読会
荒俣宏 講演会
荒俣宏&坂手洋二 トークショー

参加者氏名(またはおおよその参加人数)
予約制・先着80名

入場料
無料(要事前予約)

定員
80名

申込方法
メールまたはFAXにてお申し込みください。
メール:yukemuri.cinema@gmail.com
FAX:0857-51-0630
https://www.city.tottori.lg.jp/www/houdou/contents/1721611994642/index.html

チラシ
8日 公開トークイベント 主催|紀伊國屋書店 かもがわ出版
共催|多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所
19:00〜 『非凡の人 三田平凡寺——趣味家集団「我楽他宗」の磁力』(かもがわ出版)刊行記念  荒俣宏×夏目房之介×藤野滋トークイベント 「三田平凡寺という奇跡——その磁力と素晴らしき仲間たち」 『非凡の人 三田平凡寺——趣味家集団「我楽他宗」の磁力』(かもがわ出版)刊行記念  荒俣宏×夏目房之介×藤野滋トークイベント 「三田平凡寺という奇跡——その磁力と素晴らしき仲間たち」

場所 紀伊國屋書店 新宿本店 9階イベントスペース


千社札、招き猫、骸骨など、身の回りの珍品を蒐集する趣味人たちを集め、開かれた文化ネットワーク「我楽他宗」を創設した大正、昭和の奇人・三田平凡寺とは何者なのでしょうか。

 「なんとしてもその全貌を知りたい衝動に駆られる」(荒俣宏)
 「じつにあやしげな周縁性、境界性の魅力を放っている」(夏目房之介)
 「100年前、近代が持つ可能性をいち早く実現してしまった」(安藤礼二)

現代の賢哲たちが注視してやまない平凡寺は、幼いころに聴力を失いますが、驚くべき「磁力」で国内外の趣味人、文化人を引き寄せます。ものを愛する趣味の一点で身分、性別、国籍の壁を軽々と越え、オープンで国際的な趣味家集団である我楽他宗をつくりました。
加わった仲間たちは、大工や料理人から学者、貴族まで幅広く、女性も参加しました。さらに、版画家の板祐生、彫刻家の河村目呂二、陽咸二らのアーティストや、ポーランド人芸術家ステファン・ルビエンスキー、インド人陶芸家グルチャラン・シング、チェコ出身の建築家アントニン・レーモンド夫妻ら外国人も加わりました。外国人メンバーの多くは、西洋と東洋の智の融合を目指す神霊思想「神智学」の実践者でもありました。
平凡寺自身は、小学校3年通学を全学歴としたアウトサイダーです。しかし、日本画や狂詩を学びながら幅広い教養と弱者への共感を身につけます。「家相看」を稼業としながら、自宅天井裏を「廃物堂」と名付けて土俗神や骸骨、張形などを並べ、輸入したローラースケートを楽しみ、関心は宇宙にまで達しました。
著者の荒俣宏さん、夏目房之介さんが蒐集家の藤野滋さんとともに、三田平凡寺の魅力やダイバーシティが問われる現代に刺さる我楽他宗のメッセージについて語り合います。

【概要】
日時|2024年8月8日(木) 18:40開場 19:00開演
会場|紀伊國屋書店新宿本店9階 イベントスペース
参加費(チケット制)| 1,500円
主催|紀伊國屋書店 かもがわ出版
共催|多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所

https://store.kinokuniya.co.jp/event/1718606741/
10日 - - - - 「函館港イルミナシオン映画祭 2024 第28回 シナリオ大賞」締め切り

今年も審査員をつとめます。


審査員
荒俣 宏(作家)
河井信哉(プロデューサー)
三島有紀子(映画監督)
11日 イベント 京都国際マンガミュージアム - 荒俣宏館長のこども妖怪教室  京都国際マンガミュージアムでは、こどもたちが荒俣宏館長から妖怪について学ぶ「こども妖怪教室」を開催します。 8回目となる今回のテーマは、「妖怪の形のひ・み・つ」についてです

1.@午後1時〜 A午後3時30分〜
2  会場 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール (〒604−0846 京都市中京区烏丸通御池上ル)
3 内容
 第1部:荒俣宏館長による妖怪講座「妖怪の形の謎をとく」(約20分) 本やアニメに出てくる妖怪の姿は実は思いつきで描かれていた!?本当はよくわからない妖怪のかたちについて解説します。
 第2部:「わからない形」をつくれる魔法学習(約40分) 頭で考えなくても、ふしぎな形がドンドンできあがる魔法の技法「デカルコマニー」を使って、本当の妖怪を作り出す!?
 4 料金 参加費1,000円(材料費込み)※ ただし、マンガミュージアム入館料 [大人1,200円、中高生400円、小学生200円]は別途必要 5 対象 小学生(小学3年生以上)・中学生 6 定員 各回50名(事前申込・先着順) ※ 定員に達し次第申込締切 ※ 小学生の参加には保護者の同伴が必要(同伴の保護者の参加費は不要)

https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/cmsfiles/contents/0000330/330535/hodo.pdf

プレスリリースpdf チラシ

→ なんらかの理由で15:30からの部は中止になったもよう。
12日 訃報 - - - 編集者 松岡正剛氏死去。享年80。2017年に肺がん発覚し、闘病していた。アラマタとは70年代からのつきあいで、関係は深い。以下公式発表。

松岡正剛が、2024年8月12日(月)午後1時53分、東京都内の病院で肺炎のため逝去しました。
すでに松岡自身が「千夜千冊」で明らかにしてきましたように、松岡は2017年に肺癌の手術を受けて以来、幾度かの癌再発に見舞われてきました。そのたびに治療のため一時的に仕事を中断したものの、退院後はただちに仕事の前線に戻り、さらに苛烈な編集・執筆を自分に課すという生き方を貫きました。そうして、最初の肺癌以降、じつに40冊もの書籍を世に送り出すという多産ぶりを発揮してきました。
今年になってまた新たな癌を抱えることになりましたが、あいかわらず休養もせず、日々、言葉を紡ぎ、イメージを編み、それを多くの場で多くの人びとに伝え続けました。2カ月前に肺炎を患ってからは療養生活が続いていましたが、それでも片時も本とペンとノートを手放したことはありませんでした。
松岡は、つねにたくさんの計画を携えていました。書籍だけでも、これから手掛けるつもりの企画を10冊以上温めていました。ついに陽の目をみることのなかった、松岡の脳内だけに存在していた目論見も数々あります。これまで、松岡の仕事をよく知る方々から、「松岡正剛は唯一無二である。代理の利かない存在である」という言葉をいただいてきました。確かに、松岡がやり残してしまったことの中には、これから誰も継承できないだろうもの、実現できないだろうものが数々あります。
けれども一方で松岡は、多様な人びととチームを組みコラボレーションをしながら計画を実現するという仕事も数多く手がけてきました。そういう機会を通して、松岡の編集哲学や方法論を共有してくださっている仲間たちが、すでに各地に、各世代に、各分野に多くいるのです。たとえば、2000年の開講以来、松岡が校長として慈しみ育ててきたイシス編集学校、故郷である近江から「日本という方法」を発信する近江アルスプロジェクトは、松岡と志を共にしてきた皆さんの手で、すでに揺らがない地盤が築かれつつあります。
私ども松岡正剛事務所、そして松岡と長きにわたり歩みをともにしてきた編集工学研究所、さらに松岡にとって一番若いプロデュース会社「百間」は、唯一無二の松岡正剛の方法を、イシス編集学校を始めとする皆さんとともに、これからも共読し、研究し、精進しつづけます。それとともに、松岡が何よりも大切にしてきたコラボレーションの「場」と「縁」を大切にし、さらに充実させていくような活動に邁進していく所存です。
これまでの松岡正剛への温かいご支援、ご厚誼に感謝するとともに、どうかこれからの私たちの歩みを、ひきつづき見守っていただきたくお願い申し上げます。

松岡正剛事務所 代表取締役 太田香保
21日 - - - - 後藤護氏のnoteに以下。


8月16日に學魔・高山宏先生から届いた手紙にこうあった。

12日、小生の半生を引っくりかえすような事態生じ、すっかり考えこみ、落ち込んでゐる。十日もすれば読書界が引っくり返るよ!きみとも関係なくはない話!荒俣も小生も、どうすることになるのか。

2024年8月14日消印

https://note.com/erring510/n/ne94dc4db7456


松岡氏の訃報が流れたのは21日だった。アラマタは亡くなった直後から知っていた模様。
29日 ムック「怪と幽」 KADOKAWA vol.017 - 怪と幽 vol.017 2024年9月

定価: 2,200円 (本体2,000円+税)
発売日:2024年08月29日 判型:A5判 商品形態:雑誌 ページ数:376
ISBN:9784041136669

お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン! 17号表紙は稲川淳二
「怪と幽」17号は、特集二本立て!

第一特集  怪を語る
イベントや配信などで語られる怪談を楽しむ流れが大きな盛り上がりを見せている。もちろん先駆者は数十年前から「語り」を主軸に活動し、その存在は広く知られてきた。だがいま、さらに新たな語り手がどんどん生まれている。感染症流行時期には配信活動の隆盛があり、その後、リアルな場を共有するイベントも、様々な規模で開催されるようになった。世間では《怪談師》という呼称もすっかり定着。伝統芸能の語り芸とはまた異なる、語り・しゃべりの怪談文化が一大ジャンルとして築かれた。そのように怪談を語る人たちは、そしてそれを楽しむ人たちは、いま何を見つめているのか。現場では何が起こっているのか。現代の怪談語りシーンに迫る。

【インタビュー】稲川淳二
【対談】川奈まり子×吉田悠軌
【対談】はやせやすひろ×夜馬裕
【ルポ】百物語怪談会
【実録】百物語 川奈まり子、チビル松村、はやせやすひろ、深津さくら、松永瑞香、村上ロック、夜馬裕

第二特集  『真・女神転生V Vengeance』
神話や伝承に語られる超常の存在――「悪魔」が現代に出現したら、世界はどのように変貌するのか。そんな想像を具体化させたかのようなロールプレイングゲームが「真・女神転生」シリーズだ。 1992年発売の第一作『真・女神転生』以降、30年以上の長きにわたり「メガテン」の通称で親しまれる本シリーズの最新作『真・女神転生V Vengeance』は、今年6月に発売されると、わずか3日間で全世界売上が50万本を超える大ヒット作品となった。太古の神話から現代の都市伝説に至るまで、さまざまな出典の悪魔が織り成す独自の世界観の中、善悪だけでは語りえない重層的なストーリーと、美しくも恐ろしい個性的なキャラクター造形で、世界中のプレイヤーを熱狂させる『Vengeance』。そんな大人気ゲームの悪魔的魅力の根源に迫る。

【グラビア】『真・女神転生V Vengeance』とは?
【インタビュー】小森成雄(ディレクター) & 土居政之(キャラクターデザイナー)
【インタビュー】土居政之
【ガイド】『真・女神転生V Vengeance』 (勝手に)悪魔全書 by怪と幽
【対談】黒 史郎×藤川 Q

特集のほか、連載など多数! 京極夏彦小説新連載も開始!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ
【小説】京極夏彦(新連載)、小野不由美、山白朝子、澤村伊智、柴田勝家
【漫画】諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介
【論考・エッセイ】荒俣 宏、東 雅夫
【怪談実話】戸神重明、背筋、白川尚史
【グラビア】シキトリ、芳賀日出男+芳賀日向、佐藤健寿、怪食巡礼
【情報コーナー】東 亮太×黒 史郎、新井邦弘×三上丈晴、黒木あるじ、背筋、中村健治、頓花聖太郎、武田比呂男、植田千佳穗、奥野克巳 etc.…

・特集一
【インタビュー】稲川淳二「人生の味わいに満ちた、コワ楽しい怪談」
【対談】川奈まり子×吉田悠軌「しゃべりの文化の最前線を注視」
【対談】はやせやすひろ×夜馬裕「怪談語りの第一条件」
【ルポ】百物語怪談会
【実録】百物語 川奈まり子、チビル松村、はやせやすひろ、深津さくら、松永瑞香、村上ロック、夜馬裕

・特集二
【グラビア】『真・女神転生V Vengeance』とは?
【インタビュー】小森成雄 & 土居政之「「世界を壊す復讐」とは? 現代に交差する人間と神話の物語」
【インタビュー】土居政之「よみがえる悪魔のかたち」
【ガイド】『真・女神転生V Vengeance』 (勝手に)悪魔全書 by怪と幽
【対談】黒 史郎×藤川 Q「だからみんなメガテンがだいすき」

https://www.kadokawa.co.jp/product/322301000210/

- 書籍(再) 平凡社 - 新訳 ビーグル号航海記 上 「新訳 ビーグル号航海記 上・下」(2013.06.26〜08.12、『太陽』(平凡社 1992年1月号〜1993年12月号)に連載の「新訳 ビーグル号航海記」(全23回)をまとめたもの)が平凡社ライブラリー入り。
下巻は9月に発売。

https://www.heibonsha.co.jp/book/b648924.html